2014年05月25日
ゴールズワージー
『りんごの木』
 (岩波文庫)

「りんごの木」を書いたゴールズワージーは、ロンドン郊外の裕福な家庭に生まれ、最高の教育を受け、作家としても1932年、亡くなる前の年にノーベル文学賞を受賞するなど栄誉と名声のうちに66歳の生涯を閉じています。しかしひとつだけ、ある女性との出会いが彼の人生の大きな波乱だったそうです。いとこの奥さんだったエイダという女性。結局、いとこが亡くなったため、ゴールズワージーは彼女と結婚することになるのです。エイダは彼の才能を認め小説を書くことをすすめていたとか。ゴールズワージーのもうひとつの代表作「人生の小春日和」には、主人公が想いを寄せるアイリーンという女性が出てきますが、彼女はエイダがモデルだったということです。

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