2014年03月30日 | |||
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からっぽのバッグから、エプロンや歯ブラシ、折りたたみ式のひじかけいすを取り出したり、飲む人によって味の変わるせき止めシロップを持っていたり、日常の中で不思議な出来事を起こすメアリー・ポピンズ。この物語は、現実と想像の世界がつながっていることを教えてくれます。作者のトラヴァースはこんな言葉も残しています。「メアリー・ポピンズは、私を喜ばせるために、私の所へ来てくれたのです。いろいろな冒険に案内してくれたのですが、みんなが大変おもしろいと言うので長く家にいてもらって、本に書くことにしたのです」。実際、トラヴァースは89歳までメアリー・ポピンズのシリーズを発表して、1996年96歳で亡くなっています。 |