2014年03月09日
やなせたかし
『やさしいライオン』
 (フレーベル館)

大正8年生まれのやなせたかしさんは、戦後、高知新聞や三越の宣伝部でグラフィックデザイナーをされていましたが、1953年に漫画家として独立。しかし漫画家だけで生活するのは難しく、放送作家のお仕事などもされていました。その時、ラジオドラマも手掛けられていて、それ以前に書いたことのある「やさしいライオン」のお話をラジオドラマにして放送したそうです。さらにこの物語は、その後、短篇アニメーションにもなっています。やなせたかしさんは、生前、自分の人生を振り返って書かれた「アンパンマンの遺書」という本も出版されていて、この中に絵本「やさしいライオン」や「アンパンマン」の誕生秘話も載っています。こちらも興味深いおすすめの1冊です。

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