2013年11月10日 | |||
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「マルセロ・イン・ザ・リアルワールド」は、フランシスコ・X・ストークという作家の作品。彼は1953年にメキシコで生まれて、お母さんは未婚の母として彼を育て、その後、他の男性と結婚してストークという姓になりました。9歳の時にアメリカに移住しますが、その時、義理の父親は65歳を過ぎていて、仕事がなかなか見つからず、大変苦労したそうです。作者はその後、大学院に通って文学や哲学を学んでいますが、それは奨学金によるものでした。まだ日本ではそれほど知られていない作者のこの小説がはじめて日本で出版されたのは今年の春。岩波書店のSTAMP BOOKS。10代のための海外文学を紹介するシリーズです。 |