2013年10月06日
横溝正史
『犬神家の一族』
 (角川文庫)

日本のミステリーの二大巨匠というと江戸川乱歩と横溝正史。二人は終生変わらぬ親交があって、横溝正史が探偵小説を書くようになったのも乱歩との出会いがあったからです。地元の関西で学校を卒業後、薬剤師として実家を手伝っていた横溝正史。しかし乱歩の誘いによって上京。作家活動に専念するようになります。その後、戦争中には両親のふるさと岡山県に疎開。戦後、発表した金田一耕助シリーズの「本陣殺人事件」や「八つ墓村」などは岡山を舞台にしたミステリーです。現在、岡山市にある「吉備路文学館」では、特別展「横溝正史の世界〜金田一耕助・誕生100年〜展」も開催。12月1日(日)までおこなわれているので、ぜひお出かけ下さい。

詳細はこちら「吉備路文学館」→http://www.kibiji.or.jp/

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