2013年03月24日
アーノルド・ローベル
『ふたりはともだち』
 (文化出版局)

「ふたりはともだち」の作者アーノルド・ローベルは、1933年ロサンゼルス生まれ。その後、ニューヨークに移り、高校卒業後、美術学校に進みます。そこで本のイラストレーションの面白さを知るようになります。1955年には、同窓生のアニタという女性と結婚。彼女はポーランド生まれ。第二次大戦中、ナチスの手を逃れて各地を転々として、戦後、一家でアメリカに移住してきたそうです。アーノルドとアニタは、お互いに影響を与えながら、それぞれの絵本を作るようになり、そして1970年、アーノルドが37歳の時に発表したのがこの「ふたりはともだち」でした。刺激を受け合う夫婦のつながりがあったからこそ、がまくんとかえるくんという素敵なコンビの物語が生まれたのかもしれません。

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