2011年11月27日 | |||
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「見てから読むか、読んでから見るか」という言葉がありましたが、「第三の男」はまさにそんな楽しみ方が出来る作品。独自の映像美が話題となったモノクロの映画。登場人物の心理を探りながら味わう小説。それぞれ表現の可能性を感じることができます。また小説と映画では違う部分も色々。たとえば小説の語り手は、事件を追う警部、映画では主人公である作家のマーティンズになっています。またマーティンズも小説ではイギリス人、映画ではアメリカ人です。これは作家グレアム・グリーンと映画監督キャロル・リード両者の合意のもと変更されたそうです。「第三の男」のDVDも出ているので、あなたなら見てから読むか、それとも小説を読んでから見たいですか? |