2011年08月28日
ヴェルヌ
『十五少年漂流記』
 (角川文庫)

日本ではじめて「十五少年漂流記」が紹介されたのは1896年(明治29年)のことでした。もともとヴェルヌが付けた題名は「二年間の休暇」。しかし日本で最初に翻訳した森田思軒という人物が「十五少年漂流記」というタイトルにしたそうです。それ以来、日本ではこの名前で親しまれるようになりました。夏の終わりに、子供の頃に読んだ名作をあらためて味わってみるのもいいものです。時代背景や15人の少年の個性なども感じることができるはず。そして「読書日記を書くのも楽しいのでは」と小川洋子さん。心に残った言葉を書き留めたり、好きな少年の似顔絵を描いたり。あなたスタイルの読書の楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか?

...前に戻る