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中川李枝子 『ぐりとぐら』 （福音館書店） |
今週は、１年間をふりかえって、番組で紹介した中から心に残った本についてお送りしました。中川李枝子「ぐりとぐら」は、リスナーからのメッセージが一番多かった本です。
2010年も「メロディアス・ライブラリー」をお聴きいただき、ありがとうございました。今年、番組で取り上げた本は51冊。その中から年末恒例となる「マイ・ベスト・ブック」。まずは第3位、第2位の発表です。小川洋子さんはテネシー・ウィリアムズの戯曲「ガラスの動物園」と「まど・みちお詩集」。藤丸由華さんは、幸田文さんの「きもの」と山本兼一さんの「利休にたずねよ」。そして第1位は、小川さん、藤丸さんが同じ作品を選びました。三浦哲郎さんの「忍ぶ川」です。「自分の求めていた恋愛小説はこれだ。」と感じた小川洋子さん。三浦哲郎さんは今年の8月に亡くなられていますが、その死も含めてとても心に残る作品となりました。