2010年10月24日
中川李枝子
『ぐりとぐら』
 (福音館書店)

「ぐりとぐら」の文章を書かれた中川李枝子さんは、もともと保育園で保母さんをされていて、当時、子供たちが喜ぶ絵本を探して色々な作品を読んでいたそうです。それがきっかけでご自身でもお話を書かれるようになったとか。そして絵を担当された大村百合子さんは中川さんの妹さんです。お二人の作品でもうひとつ長く読み継がれているのは「いやいやえん」という童話。この本がお二人のデビュー作で「ぐりとぐら」より1年早く発表されています。何でもいや、いや、と言ってばかりいるしげる君が「いやいやえん」という保育園に入れられてしまうお話。こちらも子供の頃に読んだことがある方も多いのでは。秋の日曜日、昔、好きだった本のページを開いてみるのもいいものです。

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