2009年12月27日
湯川秀樹『旅人』 (角川ソフィア文庫)
今週は、1年間をふりかえって、番組で紹介した中から心に残った本についてお送りしました。湯川秀樹の「旅人」は、リスナーからのメッセージが一番多かった本です。

「メロディアス・ライブラリー」で今年ご紹介した本は48冊。古典あり不朽の名作あり、もちろん2009年のベストセラー、村上春樹さんの「1Q84」も入っています。その中から小川洋子さん、藤丸由華さんの心に残る作品を発表。まず小川さんのセレクションはこちらです。関西特集で取り上げた谷崎潤一郎「細雪」。小川さんが対談もされた宮本輝さんの新刊「骸骨ビルの庭」。そして第1位は、写真家・星野道夫さんのエッセイ「旅をする木」です。藤丸さんセレクションは、吉田兼好「徒然草」、太宰治「人間失格」。そして第1位は、アメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソンのエッセイ「センス・オブ・ワンダー」でした。

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