2009年10月25日
星 新一
『ねらわれた星』 
(理論社)

落ちが求められるショートショートを書き続けるのは至難の業。ところが星新一さんは、そのショートショートを生涯にわたり1001話以上発表されています。さらに少しでも読み継がれるように、過去の作品を時代の変化とともに書きかえる作業もされていました。1997年の暮れに71歳で亡くなられ、その人生の中で1001話ものショートショートを残した星新一さんはどんな方だったのでしょうか?興味のある方には、こんな1冊もおすすめです。ノンフィクション・ライター最相葉月さんの「星新一 一〇〇一話をつくった人」。多くの葛藤の中で生み出された星新一さんのショートショート。その一つ一つに星のようなきらめきを感じます。

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