2009年07月12日
田辺聖子
『しんこ細工の猿や雉』<第二週>
(集英社)

田辺聖子さんの「しんこ細工の猿や雉」を読むと、昭和20年代30年代には、本や小説がとても大きな存在だったように感じます。お互いに読んだ本や好きな小説を語り合うことで友達ができたり、恋愛に発展したり。本や小説が人と人とを結び付ける大きな役割を持っていたようです。そんな時代に青春時代を過ごした田辺聖子さんに、若い人にとっての読書についても伺いました。「若い頃の読書は宝物。だからこそ若い人たちに本を読む楽しさを伝え続けていきたい。」とのこと。そんな田辺聖子さんの言葉に「メロディアス・ライブラリー」スタッフ一同励まされ、この番組を続けていく元気をいただいた気持ちになりました。

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