2009年07月05日
田辺聖子
『しんこ細工の猿や雉』<第一週>
(集英社)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

「メロディアス・ライブラリー」2周年を記念して、7月は関西特集をお届けします。今週と来週は、関西を代表する作家・田辺聖子さんの兵庫県伊丹市にあるご自宅をお訪ねして、田辺聖子さん・小川洋子さんのスペシャル対談。取り上げる作品も田辺聖子さんのエッセイ「しんこ細工の猿や雉」です。文学的自伝とも言えるこの本。田辺さんの女学生時代から芥川賞を受賞されるまでが綴られています。その書き出しは・・『私は女学生のころから、「本を書く」のを夢みていた。』その言葉どおり、この本には、いかに田辺聖子さんが「書くこと」を愛し、「書くこと」を夢見続けてこられたか、その想いが詰まっています。

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<田辺聖子文学館>
http://bungakukan.osaka-shoin.ac.jp/