2008年10月19日
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』

オックスフォード大学で数学と倫理学を教えていたルイス・キャロルが、なぜ「不思議の国のアリス」というファンタジーを作ったのか。それは実際にアリスという人物がいて、当時10歳だったアリスを含む3姉妹にお話を作ってとせがまれたからです。その姉妹は、お話が途切れると「もっともっと」と催促するので、ルイス・キャロルは、即興で次々と物語を作っていきました。数学者なのに、数学的概念を越えた「不思議の国のアリス」。ルイス・キャロルは、そのイマジネーションをアリスのような女の子たちからもらっていたのです。可愛い子供たちといると、数学者としての自分を忘れて、彼自身も自由な世界に羽ばたけたのかもしれません

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