2008年9月14日 | |||
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日本最古の物語といわれる「竹取物語」。しかしこの作品は、誰がいつ頃書いたものなのかははっきりしていません。推定では平安時代の初期。作者は中級貴族の男性で知識人。さらに当時の藤原政権に批判的な人物が書いたのではないかと考えられています。古典文学を読む楽しさのひとつは、遥か昔の人がどんなふうに暮らし、どんな想いを持って生きていたかが感じられること。その点でも「竹取物語」には魅力的な要素があふれています。 1000年以上も前の人たちの結婚観や恋愛観も見えてくる1冊。古典文学は難しいと思わずに、わかりやすい解説本を見つけて、楽しみながら読みすすめてみてはいかがでしょうか? |