2008年7月27日 | |||
|
|||
重松清さんの「はずれくじ」という作品に小川洋子さんがひかれる理由のひとつは、主人公の父親の「岡山弁」。「ここの売り場は、よう当たりが出るんじゃ」という言葉を読むと、小川さんもご自分のお父様を思い出すそうです。同じ岡山県出身という重松清さんと小川洋子さん。この他にも共通点の多いお二人です。年はひとつ違いで同じ3月生まれ。そして早稲田大学出身。同じ時代の音楽を聞き、本を読み、同じ風景を見て育ったお二人。 しかし興味深いのは、それぞれの作品にはまるで違う世界が広がっていることです。同郷で同時代の重松さんと小川さん。この機会にお二人の作品を読み比べてみるのも楽しいのでは。 |