2008年3月2日 | |||
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「ながい旅」を原作にした映画「明日への遺言」を撮ったのは小泉堯史さん。小川洋子さん原作の映画「博士の愛した数式」も手がけられた監督です。原作「ながい旅」も映画「明日への遺言」もほとんどが軍事裁判の法廷シーン。難解な部分もあるだけに、まずは映画を見てから大岡昇平の原作を読むのもいいのでは。小泉監督は、常に原作を大切にした映画作りをされているので、原作と同じ空気感と同じ想いがスクリーンの中に流れています。戦中、戦後にどんなことが起こり、どんな生き方をした人物がいたのか。事実を伝えようとする大岡昇平の強い意志があったからこそ私たちは知ることができるのです。 |