2007年12月30日
『万葉集』

今回、小川さん藤丸さんにも「万葉集」の中からお気に入りの歌を選んでいただきました。偶然にもお二人共に選んだのが「天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」。人麻呂歌集からの歌で、とても1300年前のものとは思えない作品です。そして小川さんが選んだ歌をもうひとつ。「若ければ 道行き知らじ 賄はせむ 黄泉の使 負ひて通らせ」。我が子を亡くした山上憶良の歌。親の想いは1300年前も今も同じであることが心に伝わってきます。お正月は「万葉集」とともに過ごすのもおすすめ。4540首の中からあなたの心に深く入ってくるのはどんな歌でしょうか?

...前に戻る