第47回 9月8日「イヤホン」後編
2024.09.08
1970年代の終わり、音楽はポータブルの時代を迎えます。
今はスマートフォンとワイヤレスイヤホンで音楽を聴くのが当たり前の時代ですが
それは人々のライフスタイルや価値観を変える画期的なことでした。
1979年。
ソニーが世界初のポータブルカセットプレーヤー「Walkman」を発売。
本体の大きさは、ほぼカセットテープと同じ。
ヘッドフォンも限りなく小型軽量化し300〜400gが一般的だったところを
なんとおよそ45gにまでしました。
しかし、開発チームはもっとコンパクトで軽いものを目指します。
ヒントを見つけたのは、かつての東京タワー建設の映像の中でした。
高所で働く鳶の職人は強風から鼓膜を守るため10円玉を耳に入れていたという話。
そこで10円玉サイズの耳に入れる次世代ヘッドフォンを試作しますが
多くの人の耳には10円玉サイズが入りません。
改良を繰り返し、ようやく誰の耳にも入る大きさと形状に辿り着きました。
そうして1982年に発売されたのが、「インナーイヤー型ヘッドフォン」。
ヘッドバンドは無く、イヤーパッドも無く
細いケーブルで繋がった裸のドライバーユニットを両耳に入れる
世界初の略称「イヤホン」です。
そこからポータブルな音楽ライフにはイヤホンが使われるようになっていきます。
そして、他の音響メーカーも開発を追随。
クオリティーと使いやすさは約40年かけて、飛躍的に向上してきました。
2024年現在の主流はワイヤレス型。
スマートフォンの普及で、いつも耳にセットしておき、
音楽を聴く、動画の音声を聞く、電話をするという人も増えています。
イヤホンは開発から40年が経った今、私たちの毎日をアシストしてくれる
生活に欠かせなと道具になったのです。
今はスマートフォンとワイヤレスイヤホンで音楽を聴くのが当たり前の時代ですが
それは人々のライフスタイルや価値観を変える画期的なことでした。
1979年。
ソニーが世界初のポータブルカセットプレーヤー「Walkman」を発売。
本体の大きさは、ほぼカセットテープと同じ。
ヘッドフォンも限りなく小型軽量化し300〜400gが一般的だったところを
なんとおよそ45gにまでしました。
しかし、開発チームはもっとコンパクトで軽いものを目指します。
ヒントを見つけたのは、かつての東京タワー建設の映像の中でした。
高所で働く鳶の職人は強風から鼓膜を守るため10円玉を耳に入れていたという話。
そこで10円玉サイズの耳に入れる次世代ヘッドフォンを試作しますが
多くの人の耳には10円玉サイズが入りません。
改良を繰り返し、ようやく誰の耳にも入る大きさと形状に辿り着きました。
そうして1982年に発売されたのが、「インナーイヤー型ヘッドフォン」。
ヘッドバンドは無く、イヤーパッドも無く
細いケーブルで繋がった裸のドライバーユニットを両耳に入れる
世界初の略称「イヤホン」です。
そこからポータブルな音楽ライフにはイヤホンが使われるようになっていきます。
そして、他の音響メーカーも開発を追随。
クオリティーと使いやすさは約40年かけて、飛躍的に向上してきました。
2024年現在の主流はワイヤレス型。
スマートフォンの普及で、いつも耳にセットしておき、
音楽を聴く、動画の音声を聞く、電話をするという人も増えています。
イヤホンは開発から40年が経った今、私たちの毎日をアシストしてくれる
生活に欠かせなと道具になったのです。