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REPORT

第45回 8月25日「バッグ」後編
2024.08.25
携帯して持ち歩く現在のバッグに近い袋は、
時代の変遷と文化の発展とともに形状や使い方が変わってきました。

日常生活に欠かせないものになったとされているのは1789年のフランス革命後。
服装が、装飾豊かで貴族的なものから、シンプルな庶民的なものへ変化。
ポケットが少なく、小さくなったため、
小物やお金を入れて持ち運ぶものが必要になったのです。
その頃の名称は「INDISPENSABLE(インディスペンサブル)」。
「欠くことのできないもの」という意味でした。

そうして19世紀になる頃には、女性の間で装飾品としてのバッグが定着。
この頃には、皮の量産を可能にする「なめし技術」が確立し、
柔らさ・保存性・耐熱性が飛躍的に向上した皮も素材に使われるようになります。

一方で「旅行バッグ」というニーズも生まれました。
かつての旅行は貴族の楽しみでしたが、新たな移動手段「鉄道」が発明され、
一般市民も旅行をするようになって旅行バッグ専門業者も現れます。

新しい時代が到来し、丈夫でファッション性の高いバッグのニーズが高まる中、
今に繋がるハイブランドが工房やアトリエとして創業。
魅力的な製品を世に送り出していきます。

有名なところでは旅行カバン専門アトリエとして創業したLOUIS VUITTON。
馬具の工房からはじまって「ケリー」「バーキン」といった
多くの女性が憧れる商品を生んできたHERMES。
初めての女性用ショルダーバッグ「マトラッセ」を開発したCHANELなど。

今では素材・デザイン・形状・・・多種多様なバッグがあります。
あなたのお気に入り、あるいは欲しいと思っているのは、どんなバッグですか?
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