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雲 雲 雲 木 人々 街並み
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REPORT

第38回 7月7日「エアコン」前編
2024.07.07
21世紀に入ってからの夏は「観測史上、いちばん・・・」と耳にすることも多く
特別な状況かもしれませんが、古の時代も夏は暑い季節。
電気がない中で人々は色々と工夫をして涼をとった記録が残されています。

冬の間に天然の氷を切り取り、氷を貯蔵する氷室に保存して、
夏の暑さがやってくると氷室から取り出し、空気を冷やして今の冷房のように使ったり。
直接、口に入れたり。でも、そんなことができるのは特別な社会階級だけ。

江戸時代の庶民の夏は、日中は日差しを葦簀で遮り、
外に打ち水をして、涼しい風が家を通るようにしていました。
それから水で冷やした夏野菜やスイカを食べたり、
目からも涼しさを感じるためにたっぷり水が入った鉢の中を泳ぐ金魚を鑑賞したり。

それらはとても風情があっていいですが、もっと夏の暑さを凌ぎたいと思った人類は、
18世紀から20世紀初頭にかけて人工的に空気を冷やす方法の研究を進めます。

そうして1911年(明治44年)に「空調の父」と呼ばれる
アメリカの技術者・発明家 ウィリス・キャリアが近代的な空気調整設備を考案。
これがエア・コンディショナー、いわゆる「エアコン」の始まりです。

東京都になる以前の東京市で、ほぼ全てに電灯が普及したのが、その翌年。
電気製品によって人類の生活が革命的に変わろうとしていた時期から
エアコンも世界の家庭へと広まっていくことになるのです。
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