第32回 5月26日「扇風機」後編
2024.05.26
アメリカ製の扇風機が日本で初めて発売された翌年の1894年(明治27年)
国産扇風機の第1号も世に出ました。
家電製品がほぼ白熱電球と扇風機しか無かった当時、
サービス精神だったのか? デモンストレーションだったのか?
この製品には白熱電球が組み込んであって、羽根が回ると白熱電球も灯ったとか。
初めて見た当時の人は、さぞ驚いたことでしょう。
ここからいくつもの改良を経て、扇風機は現代の製品に発展していきます。
大正時代になると国産扇風機の量産がスタート。
作動音や風の音を静かにする工夫がなされて性能が向上しました。
しかし、戦時体制に入ると軍需生産優先となって一般扇風機の製造は中止に・・・
そんな時代を経て扇風機が普及して、広く一般家庭の暑い夏に
涼しさと安らぎをもたらしてくれるようになったのは戦後のこと。
1955年(昭和30年)には小型モーターが開発されてスムーズなのに力強い風量が実現し
その5年後にはスケルトンの羽根が登場、見た目にも涼しげな扇風機が主流になります。
1980年代になるとタイマー・首振り・ワイヤレスリモコン操作、様々な機能がつきました。
そうして、21世紀となった今、扇風機は新たな領域に突入しています。
これまでになかった優しい風、限りなく少ない電力消費量。
デザインは洗練され、羽なし扇風機も登場し、部屋のオブジェのような存在に。
これからさらに扇風機がどんな進化を遂げていくか?
ユーザーの私達は楽しみですね。
国産扇風機の第1号も世に出ました。
家電製品がほぼ白熱電球と扇風機しか無かった当時、
サービス精神だったのか? デモンストレーションだったのか?
この製品には白熱電球が組み込んであって、羽根が回ると白熱電球も灯ったとか。
初めて見た当時の人は、さぞ驚いたことでしょう。
ここからいくつもの改良を経て、扇風機は現代の製品に発展していきます。
大正時代になると国産扇風機の量産がスタート。
作動音や風の音を静かにする工夫がなされて性能が向上しました。
しかし、戦時体制に入ると軍需生産優先となって一般扇風機の製造は中止に・・・
そんな時代を経て扇風機が普及して、広く一般家庭の暑い夏に
涼しさと安らぎをもたらしてくれるようになったのは戦後のこと。
1955年(昭和30年)には小型モーターが開発されてスムーズなのに力強い風量が実現し
その5年後にはスケルトンの羽根が登場、見た目にも涼しげな扇風機が主流になります。
1980年代になるとタイマー・首振り・ワイヤレスリモコン操作、様々な機能がつきました。
そうして、21世紀となった今、扇風機は新たな領域に突入しています。
これまでになかった優しい風、限りなく少ない電力消費量。
デザインは洗練され、羽なし扇風機も登場し、部屋のオブジェのような存在に。
これからさらに扇風機がどんな進化を遂げていくか?
ユーザーの私達は楽しみですね。