第21回 3月10日「図書館」後編
2024.03.10
今回は「図書館」の後編。
前回は世界の図書館の歴史についてお伝えし、今週は国内の話。
日本で最初の公開図書館とされているのは「芸亭(うんてい)」。
これは奈良時代末期の有力貴族で文人の石上 宅嗣が平城京にあった自宅に設置したもので
仏典と儒教の本が所蔵されて自由に閲覧できたといいます。
近代図書館の始まりは1862年 湯島聖堂内に開設された「書籍館(しょじゃくかん)」。
これは帝国図書館の前身で戦後に国立国会図書館支部 上野図書館となりました。
文部科学省の2020年の発表によると2018年10月1日現在の全国の図書館数は3,360。
2015年度から29館、2002年度と比較すると618館、増えています。
なんだか嬉しい気がするのはなぜでしょう
IT時代となった21世紀、図書館にも変化が訪れています。
紙の本は汚れ、劣化するもの。日本唯一の国立の図書館「国立国会図書館」では、
4,500万点を超える蔵書のうち、希少なものや劣化したものからデジタル化して
後世に残す作業が始まっています。スタートは平成12年。
令和3年度には約30万冊分がデジタル化されたそうです。
貴重な書物の情報を残せるだけではなく、デジタルになれば図書館に足を運ばず、
いつでもどこでもインターネットで読むことができます。
新たなテクノロジーで人類の英知が保存され、未来に繋がっていく、これも嬉しく感じます。
あなたは最近、図書館に行きましたか?
前回は世界の図書館の歴史についてお伝えし、今週は国内の話。
日本で最初の公開図書館とされているのは「芸亭(うんてい)」。
これは奈良時代末期の有力貴族で文人の石上 宅嗣が平城京にあった自宅に設置したもので
仏典と儒教の本が所蔵されて自由に閲覧できたといいます。
近代図書館の始まりは1862年 湯島聖堂内に開設された「書籍館(しょじゃくかん)」。
これは帝国図書館の前身で戦後に国立国会図書館支部 上野図書館となりました。
文部科学省の2020年の発表によると2018年10月1日現在の全国の図書館数は3,360。
2015年度から29館、2002年度と比較すると618館、増えています。
なんだか嬉しい気がするのはなぜでしょう
IT時代となった21世紀、図書館にも変化が訪れています。
紙の本は汚れ、劣化するもの。日本唯一の国立の図書館「国立国会図書館」では、
4,500万点を超える蔵書のうち、希少なものや劣化したものからデジタル化して
後世に残す作業が始まっています。スタートは平成12年。
令和3年度には約30万冊分がデジタル化されたそうです。
貴重な書物の情報を残せるだけではなく、デジタルになれば図書館に足を運ばず、
いつでもどこでもインターネットで読むことができます。
新たなテクノロジーで人類の英知が保存され、未来に繋がっていく、これも嬉しく感じます。
あなたは最近、図書館に行きましたか?