border 三井倉庫グループ presents 未来につなぐ物語 オンエア時間 三井倉庫グループ presents 未来につなぐ物語 オンエア時間 border

雲 雲 雲 木 人々 街並み
雲 雲 雲 木 人々 街並み

REPORT

第19回 2月25日「入浴剤」後編
2024.02.25
古くから世界にあった入浴剤に類するも。
日本でもそれは同じで冬至の日の柚子湯や端午の節句の菖蒲湯のように
お風呂に薬用効果のある植物を入れる習慣は昔からありました。

その日本で初めて入浴剤が生まれたのは明治30年。
最初の商品は漢方薬メーカー 津村順天堂の「くすり湯 浴剤 中将湯」でした。

開発のきっかけは、ある社員が更年期障害・冷え性対策の夫人薬
「中将湯」の製造時に出る残滓を、もったいないと持ち帰ったこと。 
生薬なのでお風呂に入れると、いつもより体が温まり、子どもの湿疹がおさまったのです。
そこで、この効果をPRして銭湯に販売すると注文が殺到しました。

一方で「冬は温まるが夏は暑くて汗が止まらない」という声が上がります。
そこで昭和5年に今度は爽快感を得られる夏用入浴剤を発売。
150グラムで50銭。当時の銭湯は大人5銭なので、かなり高価なものでした。

この頃は、まだ内風呂があまりない時代。
さらに戦時は入浴剤の生産は止まって一時は忘れられたものになります。
復活したのは戦後の高度経済成長期。団地と内風呂が広く普及して
国民は家庭でのささやかな贅沢と至福のひとときを求めたのでしょう、
入浴剤の需要はどんどん伸びていきました。

そして、その後も忙しさとストレスが増す社会の中、
さまざまなバリエーションの入浴剤が登場。
私たちを癒し、楽しませ、時に「どれを使おうか?」と悩ませてくれています。

お気に入りの入浴剤が恋しくなりましたか?
今夜はお家のお風呂でゆっくり疲れを癒して下さい。
X Facebook Line

MESSAGE

番組の感想やパーソナリティへの
メッセージを募集中!
たくさんのメッセージ、
お待ちしております!

メッセージを送る 矢印 矢印
3分で分かる三井倉庫グループ
三井倉庫グループ 公式Youtubeチャンネル
Share!
X Facebook Line