第12回 1月7日「クルマ」前編
2024.01.07
「三井倉庫グループ presents 未来に“つなぐ”物語」。
2024年もよろしくお願いします。新年幕開けの2回は「クルマ」の物語。
1台のクルマは小さなネジまで数えると2万から3万個の部品で出来ています。
各パーツは多くの場合、それを作る会社があり、そこで働く人がいて、
日本の自動車関連産業で働いている人は推計554万人。
四輪車生産数は年間800万台弱。自動車製造はモノづくりの国 日本の基幹産業です。
自動車の誕生は日本では江戸時代中期にあたる1769年のことでした。
フランス人の軍事技術者 ニコラ・ジョセフ・キュニョーが、
馬に代わって大砲を運ぶ運搬具として開発したのです。
これは当時の最新技術、蒸気動力を利用したもの。
大砲を運ぶという目的のため、車体は重く、大きく、
時速10キロメートルに満たなかったとされています。
後に主流になるガソリン車の登場は、それから100年以上あとになってからのこと。
ドイツ人のゴットリープ・ダイムラーが4ストロークエンジンを開発。
1885年、木製の二輪車に搭載して走ることに成功しました。これが世界初のオートバイ。
ダイムラーは翌年、四輪車も開発しますが・・・
残念ながら“乗用車”で功績を手にしたのは同じドイツ人のカール・ベンツでした。
ベンツは1885年、馬車のような木製車輪ではなく、ワイヤーを使った車輪の三輪車を開発。
さらに2つの後輪の間に、自ら設計した4サイクルのガソリンエンジン置きました。
翌1886年 1月29日、申請した特許「ガスを燃料とする自動車」が発効。
これが乗用車誕生の記念日とされています。
そして、2年後の夏、ベンツはこの自動車の販売をスタート。
自動車産業の夜明けが訪れたのです。
未来に「つなぐ」クルマの物語は来週へと続きます。
2024年もよろしくお願いします。新年幕開けの2回は「クルマ」の物語。
1台のクルマは小さなネジまで数えると2万から3万個の部品で出来ています。
各パーツは多くの場合、それを作る会社があり、そこで働く人がいて、
日本の自動車関連産業で働いている人は推計554万人。
四輪車生産数は年間800万台弱。自動車製造はモノづくりの国 日本の基幹産業です。
自動車の誕生は日本では江戸時代中期にあたる1769年のことでした。
フランス人の軍事技術者 ニコラ・ジョセフ・キュニョーが、
馬に代わって大砲を運ぶ運搬具として開発したのです。
これは当時の最新技術、蒸気動力を利用したもの。
大砲を運ぶという目的のため、車体は重く、大きく、
時速10キロメートルに満たなかったとされています。
後に主流になるガソリン車の登場は、それから100年以上あとになってからのこと。
ドイツ人のゴットリープ・ダイムラーが4ストロークエンジンを開発。
1885年、木製の二輪車に搭載して走ることに成功しました。これが世界初のオートバイ。
ダイムラーは翌年、四輪車も開発しますが・・・
残念ながら“乗用車”で功績を手にしたのは同じドイツ人のカール・ベンツでした。
ベンツは1885年、馬車のような木製車輪ではなく、ワイヤーを使った車輪の三輪車を開発。
さらに2つの後輪の間に、自ら設計した4サイクルのガソリンエンジン置きました。
翌1886年 1月29日、申請した特許「ガスを燃料とする自動車」が発効。
これが乗用車誕生の記念日とされています。
そして、2年後の夏、ベンツはこの自動車の販売をスタート。
自動車産業の夜明けが訪れたのです。
未来に「つなぐ」クルマの物語は来週へと続きます。