第75回 3月23日「チーズ」後編
2025.03.23
日本で西洋的なチーズが作られるようになったきっかけは明治8年。
アメリカ人の獣医師エドウィン・ダンさんが、
北海道でチェダーチーズの製法を指導したことに始まります。

チェダーはナチュラルチーズの1種で、チーズには大きく2つの種類があります。
元来のチーズ「ナチュラルチーズ」は、菌の力で熟成させた発酵食品。
原料・製法・国・風土の違いによって世界に1000種類以上あるとされています。

もう1つは1911年にスイスで生まれた「プロセスチーズ」。
ナチュラルチーズを加熱して溶かして、乳化させ、再び成形したもの。
長期保存が可能で、味や風味が安定していて、チーズ独特のクセも控え目です。
初の国産プロセスチーズが発売されたのは昭和9年でした。

長らく乳製品を飲食する習慣がなかった日本。
広くチーズが浸透するまでには時間がかかり、戦後になってからのこと。
当初は学校給食でも提供されたプロセスチーズが親しまれるようになって
その後、ピザやチーズケーキの普及も後押しして
ナチュラルチーズも身近なものになっていきました。

最近ではワインブームもあり、日本でのチーズ人気は高まるばかり。
令和5年度のチーズ消費量は約31万トンで30年前の2倍。
令和5年のチーズ輸入量も30年前のほぼ2倍の約25万トン。
多くの種類のチーズが店頭に並んで、いろいろ選べるのは嬉しいですよね。

ちなみに、ナチュラルチーズには7つのタイプがあります。
「フレッシュ」「白カビ」「青カビ」「ウォッシュ」「シェーブル」「セミハード」「ハード」。
あなたは、どのタイプが好きですか?

笠間さんのお好みは白カビタイプと青カビタイプ。
赤ワインと合わせたいそうです(笑)
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