border 三井倉庫グループ presents 未来につなぐ物語 オンエア時間 三井倉庫グループ presents 未来につなぐ物語 オンエア時間 border

雲 雲 雲 木 人々 街並み
雲 雲 雲 木 人々 街並み

REPORT

第72回 3月2日「塩」前編 
2025.03.02
地球の動物の生命活動に必須の塩。
塩に含まれるナトリウムがなければ、私たちは生きていけません。

ナトリウムはカラダに関するさまざまな働きを行ないます。
私たちのカラダは多くの細胞から成りますが、
細胞が仕事をできるように浸透圧を調整しています。
また、温かい・冷たいという刺激を感じたり、
手や足を動かすための神経での情報伝達を行ないます。
食物から小腸で栄養を吸収するのにも必要です。

塩は植物性にも動物性にも属さない唯一の食品で、
科学技術が発達した現代でも塩の代替品を人工的につくることは出来ません。

そんな生命の維持に必要不可欠なナトリウムを、
他の動物同様、人類も自然界の食べ物から摂取してきましたが、
私たちはやがて、自分で塩をつくるようになります。

世界で最も古い塩の産地の1つ、スペイン バスク州のサリーナス・デ・アニャナ。
塩=salina(サリーナ)の名がついたこの地では、新石器時代には、
岩塩が伏流水で溶けて湧き出た塩水を、土器で煮詰めて製塩していたと考えられています。
日本では、出土した製塩土器から、縄文時代後期の3,000年前には塩を作っていたようです。

古来の塩は3種類ありました。
地殻変動で海水が陸地に閉じ込められ、蒸発して固まった岩塩。
イギリス チェシャー地方やマリのサハラ砂漠が有名です。
次に地殻変動で閉じ込められた海水が蒸発してできた塩の湖から採取された湖塩。
ボリビアのウユニ湖が有名です。
そして、海水を太陽熱と風で蒸発させて作る天日塩。

岩塩と湖塩がない日本でつくられてきたのは天日塩でした。

X Facebook Line

番組の感想やパーソナリティへの
メッセージを募集中!
たくさんのメッセージ、
お待ちしております!

メッセージを送る 矢印 矢印
3分で分かる三井倉庫グループ
三井倉庫グループ 公式Youtubeチャンネル
Share!
X Facebook Line