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雲 雲 雲 木 人々 街並み
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ABOUT

毎週日曜日14:55-15:00(FM FUKUOKAのみ10:55-11:00)オンエア!毎回、世の中の”モノ”を取り上げ、そのモノの 歴史からイマ、未来をショートストーリー仕立てでお送りする番組です。身近なモノが少し、へえ~となるお話をお届けします。

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笠間 淳

声優。4月10日生まれ、広島県出身。
主な出演作品は、ナレーション「すくすく子育て」(NHK Eテレ)、劇場アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」(三井寿)、アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」(クジョウ・キョウヤ)、アニメ「お前はまだグンマを知らない」(轟二矢)、アニメ「タブー・タトゥー」(カーター)、ゲーム「アイドルマスター SideM」(葛之葉雨彦)など。

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笠間 淳

REPORT

  • 2024.01.14
    第13回 1月14日「クルマ」後編

    19世紀終わりのドイツで生まれたクルマ。
    しかし、当初の生産数は少なく、もちろん道路も整備されていません。
    馬車業界からの横槍も入り、広く普及するまでには時間がかかりました。
    大きな転機は1909年に米のフォード社がライン生産方式で自動車の量産を始めたこと。
    早く、安価に作れるようになったクルマは富裕層から広く庶民へと普及していきました。

    日本で初めての純国産のガソリン車が実用化されたのは1907年(明治40年)。
    ただ、これは皇族の依頼で10台ほどの製造したもの。
    その後、国産自動車の実用化を目指す挑戦は度々ありましたが、
    当時の日本の科学技術では実を結びませんでした。

    変化の兆しは昭和になってから。
    1932年(昭和7年)に日産自動車の前身“ダットサン商会”が誕生。
    翌年、トヨタ自動車の前身が、豊田自動織機製作所の中に自動車部として設立。
    しかし、やがて戦時体制下となり、乗用車開発は中断を余儀なくされます。

    そして、戦争が終わり、復興期へ向かうと高度経済成長期の到来とともに、
    ようやく日本の自動車産業は大きく花開くことになります。
    特に1970年台から求められるようになった燃費性能やコンパクトさの部分で
    日本車は海外から高い評価を受け、自動車産業は国の基幹産業となりました。

    現在はガソリン車からEV車へのパラダイムシフトが起こり、新たなフェーズへ突入。
    しかし、いつの時代も自由で楽しい移動手段として、
    私たちを好きな場所へ連れて行ってくれることは変わりません。
    安全運転をしながら、先人の知恵と努力でできたクルマに感謝しましょう。
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  • 2024.01.07
    第12回 1月7日「クルマ」前編
    「三井倉庫グループ presents 未来に“つなぐ”物語」。 
    2024年もよろしくお願いします。新年幕開けの2回は「クルマ」の物語。

    1台のクルマは小さなネジまで数えると2万から3万個の部品で出来ています。
    各パーツは多くの場合、それを作る会社があり、そこで働く人がいて、
    日本の自動車関連産業で働いている人は推計554万人。 
    四輪車生産数は年間800万台弱。自動車製造はモノづくりの国 日本の基幹産業です。

    自動車の誕生は日本では江戸時代中期にあたる1769年のことでした。
    フランス人の軍事技術者 ニコラ・ジョセフ・キュニョーが、
    馬に代わって大砲を運ぶ運搬具として開発したのです。
    これは当時の最新技術、蒸気動力を利用したもの。
    大砲を運ぶという目的のため、車体は重く、大きく、
    時速10キロメートルに満たなかったとされています。

    後に主流になるガソリン車の登場は、それから100年以上あとになってからのこと。
    ドイツ人のゴットリープ・ダイムラーが4ストロークエンジンを開発。
    1885年、木製の二輪車に搭載して走ることに成功しました。これが世界初のオートバイ。

    ダイムラーは翌年、四輪車も開発しますが・・・ 
    残念ながら“乗用車”で功績を手にしたのは同じドイツ人のカール・ベンツでした。
    ベンツは1885年、馬車のような木製車輪ではなく、ワイヤーを使った車輪の三輪車を開発。
    さらに2つの後輪の間に、自ら設計した4サイクルのガソリンエンジン置きました。
    翌1886年 1月29日、申請した特許「ガスを燃料とする自動車」が発効。
    これが乗用車誕生の記念日とされています。

    そして、2年後の夏、ベンツはこの自動車の販売をスタート。
    自動車産業の夜明けが訪れたのです。
    未来に「つなぐ」クルマの物語は来週へと続きます。
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  • 2023.12.31
    第11回 12月31日 年末のご挨拶
    令和5年、2023年も残すところ、あと少し
    今年はあなたにとってどんな1年でしたか? 
    いつもは人類が長い歴史の中で創り出した“物”や“発明・発見”を紹介している
    この「三井倉庫グループ presents 未来に“つなぐ”物語」ですが
    今回はナビゲーターの笠間淳さんが自身の2023年を振り返りました。

    笠間さんにとって2023年を漢字一字で表現すると飛躍の「飛」。
    仕事の面で色々な新たなことにチャレンジし、出会いもあり、
    「こうなれたらいいな」と想像していた存在に近づけた、そんな1年だったといいます。
    そして、来年はさらなる飛躍に繋げていきたいとのこと。

    加えて、笠間さんが来年への思いを漢字一字で表現するならば「体」。
    声優・ナレーターの仕事は体が資本。
    健康に留意して元気に仕事をし、現場での出会いや、
    こうした番組や出演したコンテンツを通した視聴者との出会いを大切に
    2024年も頑張っていきたいと語って下さいました。

    みなさま、よいお年をお迎え下さい! 
    そして、2024年も日曜日の午前10時55分は
    「三井倉庫グループ presents 未来に“つなぐ”物語」を宜しくお願いいたします。


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  • 2023.12.24
    第10回 12月24日 「おもちゃ」後編
    今、日本のおもちゃ市場は活況を呈しています。
    昨年度の玩具市場規模は、およそ9,500億円で過去最高を更新。
    「ガチャガチャ」「ガチャポン」などのカプセル玩具を合わせると1兆円を超えています。

    そんな「おもちゃ」。
    皆さんも振り返れば、大好きだったモノがあるでしょう。

    最近は、どんなものが人気なのか? 
    あるプレゼントランキングの「おもちゃ」部門のベスト10を見ると、
    10位から「テーブルゲーム」「お絵かきグッズ」「車のおもちゃ」「木のおもちゃ」
    「恐竜のおもちゃ」「おままごと」「クッキングトイ」。
    そして、3位「トイカメラ」、2位「ブロック」、1位「メイキングトイ」となっています。

    商品はどんどん洗練されていると思いますが、
    「木のおもちゃ」「おままごと」「ブロック」などは不変。
    実は子どもの成長については「最も単純な木の積み木が最強説」があります。
    指を動かし、触れることで五感が刺激され、科学的思考や想像力が身につくから。
    定番のおもちゃには、子どもの成長に役立つ要素が何かしらあるのでしょう。

    そんな中でキッズ向けデジタルカメラの「トイカメラ」は21世紀ならでは。 
    デジタルネイティブになるはずです。
    女の子向けが多い「メイキングトイ」も今時。
    編み物・アクセサリー・サンドアート・押し花、とにかく多種多様。
    将来の仕事に繋がるかもしれません。

    クリスマスに贈られるおもちゃ。
    子どもたちに、楽しい時間と幸せをもたらすといいですね。
    楽しいクリスマスを!! 
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  • 2023.12.17
    第9回 12月17日 「おもちゃ」前編
    今、物流業界はクリスマスとお歳暮のシーズンで繁忙期。
    大切に運ばれているモノの中には、誰かが子どもに贈る「おもちゃ」もあることでしょう。
    子どもの頃、Xmasプレゼントでもらえると嬉しかったおもちゃ。
    今週と来週は「おもちゃ」の物語。 

    「おもちゃ」という言葉。考えてみると、不思議な語感ですよね。
    “手に持って遊ぶもの”という意味で、古くは「持て遊び」と言ったそうです。
    それが平安時代になると「持ち遊び」となり、近世に「もちゃそび」と変化し、
    「もちゃ」と省略され、接頭語の「お」が付き「おもちゃ」になったと考えられています。

    歴史を遡ると「おもちゃ」は、大人が遊んだり、宗教的な意味合いから生まれたもの。
    インダス、古代エジプト、古代ローマ・ギリシャなどの遺跡からは、
    鳥の形をした笛や石・粘土・木でできた人形、ヨーヨーなどが見つかっています。
    その近くからは呪術や祭事の道具があることも多く、
    大人が使わなくなったものを与えたことで子どもの「おもちゃ」が誕生したとされています。

    諸説ありますが、時は流れて11世紀ごろに子どもの「おもちゃ」は商業製品となりました。
    手作業でつくられたモノが市場などで売られるようになり、流通が始まったのです。
    18世紀半ばから19世紀半ば、産業革命時代を迎えると「おもちゃ」の大量生産がスタート。
    流行やヒット商品も生まれるようになりました。

    今ではおもちゃショップを覗くと、いろいろな国の様々なおもちゃが並んでいます。
    そこはさながらおとぎの国のよう。そんな「おもちゃ」の物語、来週へと続きます。
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  • 2023.12.10
    第8回 12月10日「紙」後編
    今週は「紙」の物語の後編。
    先週は中国での発明と世界への伝播についてお伝えしましたが・・・

    現在のような大量生産を可能にしたきっかけは1719年のフランスです。
    当時のヨーロッパでは紙の原料として、使い古した布などを使っていました。
    しかし、紙の需要が増えるにつれて不足するようになったため新しい原料が必要でした。
    その答えを見つけたのが、『昆虫誌』の作者としても知られる
    フランスの科学者 レオミュール。

    レオミュールはある時、スズメバチが樹皮や木材をかみ砕き、
    唾液と混ぜて巣を作ることに気づきました。
    その巣は紙によく似ていることも発見し
    そこから木材を原料に紙が作れるのではないかと閃めきます。
    そして、研究結果をフランス王立アカデミーで発表しました。
    しかし、アイデアは良かったものの、実現には長い時間を要することになります。

    まず、スズメバチの巣を材料に紙を作ることに成功したのがドイツ人のシェッフェル。
    レオミュールの発表から50年近く過ぎた1765年のことでした。
    それから75年後の1840年、やはりドイツ人のケラーが
    「パルプ」を人工的に製造する方法を見つけます。

    パルプは木材などの植物原料を機械的または化学的に処理して
    セルロースを取り出した状態のもの。
    現在の紙生産は、このパルプによるものが主流ですが、
    ケラーはパルプを量産するための木材を細かく砕く機械も開発。
    今に繋がる製紙業の技術が発明されたのです。

    日本では明治時代の開国とともに洋風の紙生産がスタート。
    明治5年には、国内最初の製紙会社が創業し、製紙業は文明開化とともに発展します。

    紙の需要が飛躍的に拡大したのは、戦後から高度経済成長期。
    やがて 日本は世界有数の紙・板紙生産国となり
    2021年の紙・ボール紙の生産量は世界第3位です。

    長い歴史の中、さまざまなアイデアによって作られた便利な“紙”という道具を、
    今、私たちは使っているのです。
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