VOL.340「住宅用消火器」
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家の中に置いておきたい。
そんな消火器が、防災関連製品を開発・製造・販売する老舗メーカー、
「モリタ宮田工業」から誕生しました。
同社が立ち上げたブランド、「+maffs(マフス)」の「+ 住宅用消火器」です。
ブランドコンセプトは、「防災をライフスタイルに。」
その最大の特徴は、カラーリングです。
一般的な消火器のイメージカラーである「赤」ではなく、「白」か「黒」の2種類。
モノトーンにこだわり、艶を消したマットな質感で、
限りなくシンプルなデザインにすることで、
インテリアに調和するプロダクトになっています。
違和感なく、家の中の見える場所に置けるデザインを採用した理由は、
非常時、いち早く消火ができるようにするため。
その想いを、設計・開発を担当した「モリタ宮田工業」の伝野 輔(でんの・たすく)さんは、
こんな風に語ります。
「これまでの消火器というのが、どうしても、毛嫌いとまではいかなくても、
道具としてどこかにしまわれてしまったり、
見えないところに置く、ということが少なからずあったと思うんです。
私たちは、この製品を家族の一部というか、
生活の一部として取り入れてほしい、という想いで開発しました。」
「+maffs(マフス)」の「+ 住宅用消火器」は、
消火薬剤にもこだわりがあります。
食品原料から作られた人に優しい中性薬剤を使用。
液体のため、噴射しても飛び散りにくく、
ピンポイントで火を消せるように設計されているので、
使用後の掃除も手間がかかりません。
さらに、メモリータグもついていて、
購入年月や使用期限の終了年も書き込めるようになっています。
家庭内の消火器設置義務は、法律上ないからこそ、
ひとりひとりが自発的に手に取りたくなるような、
製品開発に取り組んだ「モリタ宮田工業」。
「キッチン周りの火災も非常に多くありますし、そういう経験をされた方でも、
家の中に消火器を設置するまでにはハードルがあるんですね。
やはり、“家の中に置いておきたくなる”ようなデザインが
重要なのかなと考えています。」
ブランドロゴ、「+maffs」の「+」は、安心安全をイメージさせる“十字”と、
クリップをモチーフとすることで住環境に「防災」をやさしく寄り添う様にプラスする、というコンセプトを表現。
「+ 住宅用消火器」という商品名の「+」の意味が、多くの人に伝わることが、
防災意識を高めることにつながっていきます。