みらい図鑑

VOL.300「紙石けん あら・いーな」

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外出先でも気軽に手を洗える「紙石けん」。

コロナ禍で注目を集めたもののひとつです。

石けんそのものを薄く削って伸ばしたものはよく見かけますが、
今回注目するのは、
和紙を薄くして、そこに石けん液を染み込ませた「紙石けん」。

名前は、「あら・いーな」です。

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50枚入りのパックで、厚みはわずか5ミリ程度。
ポケットサイズの便利なアイテムです。

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使い方は、「あら・いーな」を手のひらに乗せ、こすりながら水で流すだけ。

泡立ちが良く、香りも穏やかで、
手を洗っているうちに、紙の繊維がスクラブのように肌の汚れを取り、
そのまま水に溶けていきます。

子どもや子育て中の人に、
安心・安全に使えることを意識してもらえるようにと、
「日本製」というロゴも目立たせました。

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開発したのは、静岡市に暮らす、育ち盛りの二人の子どもを持つママでもある、
石原とも子さん。

紙石けんの企画・販売を始めるために起業を決意した石原さん、
2018年、「はぴり」という会社を立ち上げました。

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パッケージのデザインは、
子どもが、ばい菌をなくすために手を洗おう、と思えるようなイラスト。

商品化のヒントになったのは、
石原さん自身の子育ての悩みだったといいます。

「私自身、子供が二歳差で、公園から家に帰る時になかなか帰れないんですね。
まだ帰りたくないよ、って言って。
じゃあ、ちょっとおやつを食べてから帰ろうか、と言うと帰れるんです。
そのときに、石けんで手を洗って帰る、
という儀式が流れるように出来たらいいなと思ったんですね。」

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「子どもが小さいうちは、外に出ていくことで、
いろいろなママとの交流もできるので、
ママさん同士のコミュニケーションのツールのひとつとしても、
ほかのママさんに、1枚どうぞ、
というような感覚で使ってもらえたらなと思っています。」

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ママだからこその想いやアイデアが詰まった日本製の紙石けん。

ゴミを出さず地球にやさしいところも、
思わず、「あら!いいな。」と言いたくなりますね。