みらい図鑑

VOL.149「タダーズコーヒー 」 神奈川県

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神奈川県の横浜市に、月に1度だけオープンするお店があります。
学習塾「ベイシック・スタディ」の学習スペースを活用した、“無料の喫茶店”、
その名も、「タダーズコーヒー」。

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誰でも好きな時間に利用できる小さなお店。
そこでは、一日、無料のコーヒーが振る舞われます。

同席した人と話をはずませながらコーヒーを楽しむも良し、
音楽を聴きながら、一人静かにカップを傾けるも良し、
コーヒーを飲みながら、思い思いの時間を自由に過ごせる空間です。

「タダーズ・コーヒー」、店主の中城和生さんにお話を伺いました。

「時間とコーヒーと場を設定するだけなんです。すごいシンプルなんですね。
来られる方が、使い方をどんどん作っていくというか。
予想できない使い方をしてくるんじゃないか、っていうワクワク感があります。」

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家の近くで、面白そうな喫茶店をやっている、、、
そんな噂を聞きつけて、近所の方々が「タダーズコーヒー」に訪れるようになりました。

「朝、挨拶しかしていなかった人がポンって来られて、
その人がどこで生まれてどういう生活をして、ここに来られたのか、
初めて聞いたっていう人が何人かいらっしゃるんです。」

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「タダーズコーヒー」を始めて、中城さんはこんなことに気付いたといいます。

「たとえば、子供が同じ小学校に行っていたら、
けっこう話題も共通しているんで深い話もできるんですが、
お子さんがいなかったりすると、
ほとんど話をしていないなってことに改めて気づいたっていうのが大きいですね。」

これまでは接点がなかっただけ。
ちょっと行ってみたくなる、、
そんな場があれば、人と人がつながり、地域の輪が生まれるんですね。

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