技術と基礎に支えられた表現力が芸術を生む。
羽生結弦(フィギュアスケーター)
ピョンチャンオリンピックで、二大会連続の金メダルを獲得した、フィギュアスケートの羽生結弦選手。4月に行われた仙台での外線パレードには、およそ11万人のファンが詰めかけました。最近の男子フィギュアは、4回転ジャンプが当たり前になりました。羽生選手はジャンプの技術と芸術性の関係について、会見でこう話しています。「技術的なものが発達しすぎると芸術性が足りないと良く言われます。ただ、バレエとかミュージカルとかの芸術は正しい技術、徹底された基礎、表現力がないと(成り立たない)。すべてにおいて正しい技術を使い、それを芸術として見せることが一番大切なことだと思っています。」「究極の身体的な鍛錬の先に、芸術がある」という羽生選手の芸術論です。「選手の中には難しいジャンプが大事だと思って、それで勝ってる人もいる。僕は難しいジャンプがあるからこそ芸術が成り立っているんだなと思う。そういうジャンプをしていきたい。」とも語っています。結局は日々の鍛錬、積み重ね。何事も一日にして成らず、です。「賢者の名言」今日の言葉は・・・「技術と基礎に支えられた表現力が芸術を生む。」さあ、“今日”という未来に向けて、スタートです!