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愛媛県
  • 松山野球拳おどり
  • エフエム愛媛
「野球拳」といえば…



「(早口で歌いながら)野球するなら こういう具合にしあしゃんせ…アウト!セーフ!よよいのよい!」
の掛け声でお馴染みですよね。



松山野球拳おどりは、あの「野球拳」をベースにした「おどり」を「連」と呼ばれるグループごとに披露し合うお祭り。

踊り手のみなさんは歌自体を踊りながら歌いますが、特に声が大きくなるのは「アウト!セーフ!よよいのよい!」のところ!

踊り手はもちろん、沿道のお客さんも一緒に声をかけてくれます。



そもそも「野球」という言葉を考案した正岡子規は愛媛出身。

さらに「野球拳」そのものも大正時代、愛媛県で生まれました。

愛媛の実業団野球チームが香川のチームと対戦。懇親会で隠し芸を披露することに...
その際、伊予鉄電野球部の前田伍健副監督が、即興で歌と振り付けを部員に教え、三味線に合わせユニフォーム姿で部員が踊ったら大盛り上がり!これが原型と言われています。

昭和45年(第5回)からお祭りの踊りとして「野球拳おどり」が採用されました。

その当時は、テレビなどで、萩本欽一さん、坂上二郎さんによるお笑いコンビ「コント55号」のテレビ番組で「野球拳」が取り上げられるなど、人気が出てきた時期。

ジャンケンで負けたら着ている服を脱いでいくルールでお馴染みですが、 もともとの「野球拳」は服を脱ぐのではなく、隠し芸として披露した「お座敷芸」が元となった郷土芸能です。


アウト!セーフ!の掛け声と共に、審判が行う身振り/手振りを真似て踊る。

愛媛には「本家 野球拳」として本来の踊りを伝える家元がいます。

ちなみに、萩本欽一さんは、2005年に野球拳おどりに参加し、その際「間違った解釈を広めて、申し訳ないことをした」とおっしゃったそうです。
楽曲も今どきの音源にアレンジされ、2021年に作られた「Baseball-Dance」
この楽曲の総合プロデュースを担当したのは、なんとピコ太郎の「PPAP」をプロデュースされた 古坂大魔王さんなんです!
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