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子供向けから大人向けまで、「恋愛」「ビジネス」「ホラー」と様々なジャンルで名作が毎年生まれ、今や日本が世界に誇るコンテンツ、マンガ。この番組は、お得感No.1の国内最大級のコミック配信サービス『まんが王国』にある膨大なデータを基に様々なジャンルの作品をピックアップし、スマホ片手にリスナーと一緒にマンガ愛を語り合う、トーク番組です。

レポート

1巻感想文「ヒナまつり」

1巻感想文

 今回の課題漫画は、大武政夫先生「ヒナまつり1巻」!

リスナーさんの1巻感想文をご紹介します!

たい焼きさん
「ヒナまつり」読みました。
ヤクザと女の子との関係、テンポがよく、不思議なシュール感漂う漫画です。
クスッと笑ってしまう場面もあり、派手さはないものの、続きがきになる漫画です

【今後の課題漫画】

メダリスト

           

ヒナまつり / 大武政夫

KADOKAWA

芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!漫画誌Fellows!にて、読切から連載化、そして一躍人気作に。読者の熱い支持が押し上げたネオ・ユニバース、遂に単行本刊行!

レポート

スペシャルゲスト!漫画家・浦沢直樹先生が登場!

先週に引き続き、漫画家・浦沢直樹先生が登場!

今回は、現在連載中の漫画『連続漫画小説 あさドラ!』について伺っていきました!
物語の着想は、9巻、10巻あたりのストーリーを先に思いつき、東京オリンピックの頃には飛んでいて欲しいと思い、パイロットの免許を取れるのが17歳から、遡ってどこから書こうかと考えていたところ12歳のところに伊勢湾台風が。浦沢先生が生まれる3ヶ月くらい前に起こった災害で、子供の頃からよく聞いていたということもあり、そこの舞台にいた子を主人公にしようというところから制作された作品。
まず本当のなことを調べる前に、最初に大嘘を思い浮かべ、それをリアルするために小さいことをちゃんと調べていくそう。
それぞれの人間模様がどういう着地点になるのか気になる行方は、浦沢先生曰く「気配」!これから7年〜8年も描く作品の先のことなんか考えられないので、キャラクターたちに一任!先生の中でキャラクターオーディションをして、登場人物たちを対面させて合格した人たちが出ているんだとか!「20世紀少年」では最初に登場する、主人公・ケンヂにお見合いをさせる世話焼きおばちゃんは、オーディションに煮詰まってスーパーに買い物に行った時、生鮮食品コーナーで横にいたおばちゃんを見て「いた…!」と発見して、家に帰ってその方を書かれたエピソードが!
狩野さんが気になることを質問!お姉ちゃんの娘・カンナが主役になることについて、第一話の最初にアパートの窓を開ける女の子は誰だかよく分からず書いていて、次のページでケンヂが泣いている赤ん坊を背負っている姿が。数回過ぎたところで「この赤ん坊が窓を開けた女の子か!そういうことか!」と、またまた自分自身でびっくり!『あさドラ!』もまだ先生が気づいていない場合もある中、読者の間で考察もこれまでにあったそうで、もし考察を当てられた時はストーリーをずらすそう。原作者の目に届かないところでやってくださいとのこと・・・!

続いて、漫画家仲間とのお話へ。"吉祥寺グループ"といわれる大友先生などとよく飲み会をされていて、漫画の話をあまりしないようにするためか、だいたいカラオケに行かれるそう!
NHKで「浦沢直樹の漫勉」という番組をされており、もともとそんなに見なかったそうですが、本当の漫画の勉強ができるようになり先生にとって良かったと振り返っていました。
最近読んだ漫画でよかった作品では、すぎむらしんいち先生の作品をご紹介いただきました!「最後の遊覧船」「SSSS すぎむらしんいち短編集」「HOTEL CALFORINIA」など、どの作品も面白いと絶賛!
新人の漫画は審査員などをされているの中で、読んでいて思うことを解説。
最近デジタルで書いている作品が多く「漫画が、絵が上手くなるスピードが遅くなるんじゃないか」と思うことがあり、何度も書き直しができるため、間違えないために一筆入魂で集中して緊張感を持ち、毎回本番の気持ちでやらないと身につかない、そのため紙で書く練習、覚悟の線の練習が必要とお話しいただきました。今もフルアナログで描かれている浦沢先生によると、出だしは紙で描けるようになってからスペックを身につけてからデジタルに移行するのも、もしかしたら良い方法というアドバイスもいただきました!

"見開き推奨"の浦沢先生の作品!上陸してくる"あれ”はアシスタントに任せられないので全て自分で担当!アシスタントを2人に減らし、自分も背景を描く体制に。5歳から絵を描き、8歳頃から普通の作品を描いていた浦沢先生にとって、あの頃に戻れた感じがしているんだとか!
最後に、2月26日(水)発売の新アルバム「Love Songs」から『漫画描きのバラード』をお届けしました!

浦沢直樹先生、2週に渡りありがとうございました!

「1巻感想文」

今回、「ヒナまつり」を取り上げました。

感想文、メッセージが採用された方には、3,000円相当の「まんが王国クーポン」をプレゼント!

次回は、課題漫画「メダリスト」を紹介します!

コーナーへのメッセージは、番組HPからお送りください!

あさドラ!/ 浦沢直樹

小学館

浦沢直樹、待望の本格巨弾新連載!! 1986年、国民的ヒロインとなった猪熊 柔の活躍を描いた柔道漫画『YAWARA!』。1993年、女子テニス選手の現在の躍進を予見したような作品『Happy!』。1999年、累計2800万部を突破、実写映画も大ヒットを果たした『20世紀少年』。 「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌上で数々の大ヒット作を連載してきた浦沢直樹が、『20世紀少年』『21世紀少年』完結以来11年ぶり、スピリッツにて本格連載を始動!! 物語は、1959年の名古屋を舞台に始まる。 ヒロインの名前は“浅田アサ”。 いつも走っていて、いつも名前を間違えられてばかりいる、まだ12歳の少女。 “この物語は、戦後から現代にかけて可憐にたくましく生きた、ある名もなき女性の一代記である――”

レポート

スペシャルゲスト!漫画家・浦沢直樹先生が登場!

今回は、漫画家・浦沢直樹先生が登場!

『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』など数々のヒット作を手掛けられたレジェンド漫画家であり、現在、『あさドラ!』を連載するなど第一線で活躍!!漫画家歴42年!(狩野さんと同じ年齢!)
倉持さんは「MASTERキートン」が大好き!1話完結でその間から読んでも面白い作品!
まずは、作品の作り方について伺いました!
最初から結末は決めず、途中で自分で気づいて「あ!そうか!」となる方が面白い、ドラマが勝手に語りだす?!単行本を5巻くらい前を見返すと、その時すでに言っていたということが多いということも・・・!
MONSTER」に登場するロベルトが死ぬ時に、もう少しドラマをつけたかったが後付けになるなと思っていたところ、グリマーの"ココアが好きな友達"の子供の頃の写真が、ロベルトの顔をしていたそう!
単行本1巻のラストの衝撃の展開については、次を読んでもらうために大事な1巻の最後は決めていて、「PLUTO」の最後にアトムが出てくるところはページ計算して決めていたとのこと!また、「YAWARA」のバルセロナオリンピック実際の開幕の週に合わせるために半年前から調整。見ずに書いたのでずっごい地味になってしまったというエピソードも!

そして、狩野さんも大好きな『20世紀少年』についても伺いました!
「Happy!」が終わった時にもう週刊連載はやりたくないと思っていたそうですが、頭に中には次にやりたいアイデアがあり、レッド・ツェッペリンの4枚目ののアルバムのように読めないマークだけのタイトルにしたかったそうですが、流通ができないという理由でなしに…!「Happy!」の最終回を入れた日、お風呂に入っている時に冒頭の国連事務総長の演説挨拶が降ってきたそう!国連事務総長たちがずらっと揃ったところでT・レックスの「20th Century Boy」流れてタイトルか出るというものを書き留めたものをお風呂上がりに編集部に送信!
自分では思いついただけで意味がわかっていなかったそでうで、何と戦っていたかというのは後から考えたアイデア!その当時事件があり、編集者から「カルト宗教じゃない?」という提案があり、後日の打ち合わせで浦沢先生が「教祖様がいるとしたらその人の名前を”ともだち”にしたら面白いんじゃないかな」と言った瞬間に、担当編集さんが、凄まじい空前の大ヒットとなるだろうと感じたそう!
そして、実際に単行本に挟まっている『ひみつ集会のお知らせ』のメモについて!狩野さんは実際に読んでいた時怖くて一回置いたというほど!読んでいる人の環境、状況によって驚かされ方が様々な演出!コストはそこまでかからないそうで、投げ込み式でどこのページに挟まっているか分からないというのもギミックだったとか!デジタルでどう驚かせようか、スマホ持つ手が痺れるなど考えているとか?! 電子版では、”見開きで読むことをおすすめします”ということが書かれており、タブレットなどのサイズで読むことがオススメとのこと!

キャラクターの生き生きしたリアルな表情については、漫画家は演技しながら描いていて、浦沢先生は”演技の勉強はしないといけない”と解説。映画とやっていることは同じで、動き、カメラ、編集など1コマの中にどういう意味があるのかを考えながら描かれているそう!映画制作の長いスパンは合わない、思いつたことを熱量そのままに週刊連載などでは伝えられるとお話ししていただきました。

最後に、浦沢直樹先生のリクエスト曲として、『あさドラ!』主人公の浅田アサが12歳の頃から夢中で、歌っていた心の支えの曲! 2月26日(水)発売の新アルバム「Love Songs」から「It's Because I Love You』をお届けしました!
浦沢先生が作詞・作曲!登場人物がリバーくんが歌っているイメージしながらお聞きください!

浦沢直樹先生は、来週も登場!お楽しみに!

コーナーへのメッセージは、番組HPからお送りください!

20世紀少年 完全版 デジタル Ver. / 浦沢直樹

小学館

「おまえしかいない、地球を救え――」 ※この作品は2016年~2017年に、加筆修正・カラー完全再現のうえ刊行された『20世紀少年 完全版』全11巻+『21世紀少年 完全版』全1巻を、全22巻+上下巻に再編集したデジタル特別版です。 あの頃、彼らは少年だった。そして今、人類は滅亡する。20世紀を生きてきた少年達は、いかに世界を救い戦ったのか…最後の冒険が、始まる。 1997年、ケンヂが営むコンビニへ刑事が訪れた。ケンヂがいつも酒の配達をしている敷島家が、全員行方不明になったのだという。敷島家の集金がまだ終わっていなかったケンヂは、飲み逃げかと落ち込むものの、渋々ビールの空きビンを取りに敷島の家を訪れる。するとそこには、どこかで見たことがあるような、不思議なマークが! 新興宗教の教祖・“ともだち”が企む、世界滅亡の計画は、ケンヂが幼い頃に仲間たちと考えた筋書き通りに進められていた。大人になり、それぞれに暮らしがあるかつての仲間たち。共に悪と戦うことを切り出せないケンヂは、単身“ともだち”の元へ乗り込むが、そこで意外な事実を突きつけられる。 おぼろげな記憶。計画が書かれた「よげんの書」の存在。今は散り散りになった、秘密基地の仲間たち。 巨大な陰謀に抗い立ち上がったケンヂの行く手を、様々な妨害が待ち受ける――!! 浦沢直樹が世に放ち、日本中を席巻することとなった大ヒット作、『20世紀少年』。雑誌掲載時のカラーを再現した完全版で遂に登場!

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