FROM LOVE

相馬へ

FROM LOVE / 2014.03.10 update
三年間、毎年福島県相馬市にお邪魔しています。

今年は特に行ってよかった。
3年間、復興や原発についていろんな議論がありますよね。
特に、爆発した原発を持つ国、日本の最先端の現場は福島です。
3年目の福島の現状や生活を知ることから、ここからが始まると思います。

1年目、立ち上がるための支援やエネルギーがあつまった。
何が正しいか間違いかもわからず、外部からこうしようああしようと、いろんな働きかけがあった。

2年目、国の指導者もかわり、街も少しずつがれき撤去などがすすみ、これからのこと約束します、そんな言葉が飛び交った。

3年目の福島は、もう、私達が二年前から繰り返しテレビで見ているあの印象とは違います。学校に線量計があるのも当たり前、飲み屋でおしゃれな若者が楽しく飲んでいるのも当たり前、仮設住宅で暮らすことも当たり前で、原発では作業員として誰かの家族が働いていることも毎日の日常の一コマです。

そこを知ることからこれからを始めたいと思います。今私が思うのは、これから長く続く原発についての議論、(東京は特に活発ですよね。素晴らしいことです)、これをどんなテンションで続けるか。

福島を出た方々が引け目を感じることのないよう、福島で暮らす方々が偏見を受けることのないよう、選択肢もなくふるさとをなくした帰れなくなったエリアの方々の切なさが、これ以上傷つくことのないよう、日々原発で作業を続ける人達がいることを忘れないように、会話を続けていきましょう。

福島といっても広いです。
相馬は原発から40km、避難区域ではありませんが、避難区域から来た人もいれば離れた人もいます。

そんな狭間の地域を見つめることから、いろんな立場の人達との出会いがあります。どんな背中を子供達に見せるのか、それぞれの答えを持って進む福島の方々に心を寄せることから私も学ぼうと思います。

明日は相馬東高校の女の子達の成長をお届けします。

明日は一緒に、感じることを交わし合いましょー!

LOVE xx

一部区間線路を外して物資を運ぶ導線になった常磐線の静かな踏切。

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