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日本を揺さぶる領土問題

ON AIR BLOG / 2012.08.22 update
今日のNEWS CONNECTIONは
毎日新聞外信部、笠原敏彦さんにお話を伺いました。



テーマは今NEWS でもひっきりなしに報道されている
「日本を揺さぶる領土問題」について。

最近、日本と近隣諸国の間で領土をめぐる摩擦が高まっていますが
日本政府の立場はいずれも「日本固有の領土」で
相手国の行動の不法性を非難しています。
この事実を大前提に、国際環境と日本側の問題についてお話していただきました。

■中国が尖閣諸島の領有権を主張するようになったのは?
→この周辺で石油資源の存在が知られるようになった後の1970年代。
今の世界では、人口が急増する中、各国の資源争奪戦が激化。
13 億の人口を擁する中国にとって資源確保は死活問題です。
尖閣だけでなく、南シナ海などで東南アジア各国と係争を抱えています。

■竹島や北方領土に関しては?
→韓国の場合は、財界出身の李明博大統領が急激な経済のグローバル化を推進。
格差拡大など韓国社会に大きな歪を生みます。
支持率が低下する中、求心力を回復のため、
国民受けのするポピュリスト的な行動に打って出た面があります。

■日本側の問題とは。
→民主党政権の外交の一貫性のなさと、近隣諸国との歴史問題。
民主党の外交姿勢も問題で、2009年9月に誕生した鳩山政権は「東アジア共同体」構想を打ち出しました。
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題をこじらせ、米国との関係が悪化しました。

たとえば、もし自分が「外交官」だったら、
どんなことを考えるのか? 行動するのか?

一人一人が歴史を知り、
未来について考えることの大切さを学びました。

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