ON AIR BLOG

うなぎの高騰はいつまでいつまで続くの??

ON AIR BLOG / 2012.08.01 update
毎日新聞 PRESENTS NEWS CONNECTION
毎日新聞 専門編集委員、青野由利さんのご登場です。



私たちが食べてるウナギは、ほとんどが養殖ウナギで、
天然ウナギはごくわずか。天然ウナギはもともと高いけど、
養殖ウナギも今年はかなり高い!!

■その原因は・・・??
 養殖ウナギのもとになるウナギの稚魚、
 シラスウナギが不漁で、高値だから。
 7〜8年前は、1?30万円ぐらい。今年は、200万円以上する場合も。、
 養殖ウナギは、海から河口に上がってきたシラスウナギを取って、
 池で養殖するので、当然、シラスウナギの値が上がれば、
 大人のウナギの値もあがる。

■減少の原因は?
 乱獲や、環境の悪化、感染症などいろいろ考えられますが、
  最近になって、アメリカの政府が「ワシントン条約
 野生生物の国際取引を規制)の対象に、
 アメリカウナギやニホンウナギも加えようとしている
 ヨーロッパウナギは、すでに規制対象。
 ますます、ウナギが高くなるかもしれない!とのこと!!


そもそも、ウナギの稚魚はどこで、どんなふうに生まれて、
日本の川にやってくるのか、長年の謎でした。
それを解明したのは、東大大気海洋研究所の塚本勝巳教授のチーム。
結論だけ言うと、日本から2000?以上離れた
太平洋のマリアナ海溝の海山のある当たりで、新月のころに産卵!!

養殖の研究は進んでいて、実験室レベルでは、
人工授精した卵からシラスウナギをふかさせて、
育てることに成功している。でも、実用化はまだまだ先の話。
やっぱり、当面は、保護が大事。とのことでした。

Page TOP