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ON AIR BLOG / 2011.07.13 update
「スペースシャトル退役後の宇宙計画」について
毎日新聞編集委員 梁川さんに解説していただきました!



先週、日本時間で言うと、9日土曜の午前0時29分に
フロリダ州の米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから
アメリカの飛行士4人が搭乗しているスペースシャトル
「アトランティス」が打ち上げられました。

”さよならフィーバー”で見物客が押し掛け、
宇宙センター周辺のホテル代は
通常の3〜4倍に跳ね上がったそうです。

国際宇宙ステーションには先月、
ロシアのソユーズ宇宙船で日本の
宇宙飛行士の古川聡さんが行っています。
古川さんは11月まで、約160日の予定で長期滞在中。
ISSでは古川さんら6人が活動していて、
アトランティスはその食料や物資を補給して、
20日夜に帰還予定です。



ちなみにISS滞在中、
古川さんは毎日新聞の「臨時ISS宇宙支局長」として、
今月下旬から月1回科学面で連載を担当。
「無重力での生活で身体はどう変わるのか」
「ISSで虫歯になったらどうするのか!?」などの
「素朴な疑問」に答えながら、医師の目から見た
宇宙の暮らしをつづるとか。

今後の宇宙計画、オバマ大統領はアトランティスを打ち上げた後、
「究極的にはアメリカ人を火星に送る」と声明を出しました。
NASAは今後、ISSへの人の輸送はロシアのソユーズ宇宙船、
物資輸送は日本やヨーロッパにゆだね、
有人宇宙船はISSより遠くの月や火星に軸足を移します。

遠かった世界が、どんどん身近になっているような・・・
日々確実に宇宙と地球の距離が縮まっているように感じますね。

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