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ON AIR BLOG / 2011.02.23 update
上野動物園にパンダがとうとう来ました!
一般公開は来月、毎日新聞の編集委員の梁川さんに、
「パンダ」のお話、伺いました。



Q:なぜ中国からパンダが日本に送られてくるのでしょう?
A:パンダは野生では中国にしか生息していません。
  希少で、可愛らしいことから人気が高く、贈られた相手はとても喜びます。
  それを中国は相手国と友好関係を築くうえで利用してきました。
  日本では最初は1972年9月の日中国交正常化を記念して翌月、
  オスのカンカンとメスのランランが上野動物園に贈られました。

Q:世界に何頭いるんでしょう?
A:中国国内に野生で生息するのは約1600頭と言われています。
 今回は、東京都と中国野生動物保護協会が共同で進める
 繁殖研究プロジェクトという位置付けで、都は保護協力資金として
 年間95万ドル(約8000万円)を同協会に支払います。

Q:けっこうお高い!!
A:中国は、以前は寄贈していました。1957年から83年まで、
旧ソ連、北朝鮮、米国、スペイン、メキシコなど9カ国に計23頭贈っています。
寄贈されたパンダは、その国に所有権があります。
ただ、最近では希少動物の国際取引を規制するワシントン条約を理由に、
共同繁殖研究名目で貸し出すのが一般的です。
この場合、所有権は中国で「中国籍」と呼ばれたりしています。


意外に知らなかったパンダにまつわるエトセトラ。
上野動物園では、3月下旬の春休みごろから
2匹のパンダが一般公開されます。早く逢いたい〜!!

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