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「今年世界的に物価が上がる?」

ON AIR BLOG / 2011.01.19 update
毎日新聞編集委員の岸井さんにお話いただきました。



国際的な商品というと、金などの貴金属、原油(石油)、銅などの鉱物資源、
小麦などの穀物を中心とした生鮮品でない農産物――が代表的です。
これらが最近、軒並み、上がっているとか!!

Q:商品相場が上がることは良いこと?

答えはノー。
景気は悪いのに、物価は上がるというのは、いわば最悪の展開です。
実際の日本の現状を考えると、デフレでものが売れませんから、
価格競争、値下げ競争が続いているので、例えば原料代や運搬経費が増えても、
製品価格を上げられないという状況が続きてきました。

これが、まだ続く可能性が高いと思われるので、
企業がさらに経費切りつめに努力する、
その結果、人件費も引き続き抑制し、
デフレがさらに深刻になる、という悪循環が心配です。
全体として日本経済が上向いて、
デフレが収まっていかないと、厳しい状況が続くでしょう。

・・・う〜ん。
とはいえ、下を向いている状況がより世の中を悪くしてしまうかも。
前を向くことが、まずはじめにできることかもしれません。

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