毎日新聞 PRESENTS NEWS CONNECTION
ON AIR BLOG / 2019.09.25 update
毎日新聞 PRESENTS NEWS CONNECTION。
今日は、毎日新聞論説委員、このコーナー、サイエンスニュース担当の
青野ゆりさんと「気候行動」をテーマにお話しました。
Q 気候行動サミットが今週、ニューヨークで開かれましたね。
A スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんが登壇して演説しましたね。
ヨットで大西洋を横断してやってきて、「人々は困窮し、生態系は崩壊している。
私たちは大量絶滅の始まりにいる。それなのに、あなたたちは、お金のことや、
永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり話している。
よくもそんなことが言えますね」と。
Q トゥンベリさんはまだ16歳。彼女は自分で考えて行動しています。
で、今回は、「行動サミット」なんですね?
A 耳障りのいい言葉だけではなく、「行動を」ということですね。
Q そもそも、気候変動って?
A ひとことでいえば、いろいろな理由で、地球の気候が変化すること。
自然の気候変動は、太陽活動の変化に応じて起きるわけですが、それとは別に、
産業革命後に、人間が化石燃料を使い続けたために、二酸化炭素が増加し、
温暖化が起きていると考えられるようになりました。
Q 温暖化が進むと?
A さらに強い台風が増えたり、豪雨災害が増えたり、海水面上昇したり、
河川が氾濫したり、といった可能性が懸念されています。
A 世界気象機関(WMO)の最新の報告によると、
世界の平均気温は1850年以降、摂氏1・1度上昇。
2014年から2019年までの5年間の世界の平均気温が、
観測史上最も暑くなったとのこと。
Q どうしたらいいのでしょう?
A 温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が、
2015年にパリで開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議
「COP21」で決まった。
2020年からの温暖化対策の国際的な枠組み。
産業革命前に比べて地球の平均気温の上昇を2度未満、
できれば1・5度に抑えることが目標。
途上国を含むすべての締約国に温室効果ガス削減目標の策定と国内対策を義務づける。
A グレタさんがああ言ったということは、真剣みが足りないということ?
Q そうですね、若者から見たら、大人は無責任ということだと思います。
―――――― 責任、無責任の感覚は人それぞれにしても
グレタ・トゥンベリさんがまず、行動を起こしたことが素晴らしい。
大人たちも、話し合いばかりを重ねるだけでなく、行動を起こしていきたいものです。
毎日新聞 青野さんありがとうございました。
今日は、毎日新聞論説委員、このコーナー、サイエンスニュース担当の
青野ゆりさんと「気候行動」をテーマにお話しました。
Q 気候行動サミットが今週、ニューヨークで開かれましたね。
A スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんが登壇して演説しましたね。
ヨットで大西洋を横断してやってきて、「人々は困窮し、生態系は崩壊している。
私たちは大量絶滅の始まりにいる。それなのに、あなたたちは、お金のことや、
永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり話している。
よくもそんなことが言えますね」と。
Q トゥンベリさんはまだ16歳。彼女は自分で考えて行動しています。
で、今回は、「行動サミット」なんですね?
A 耳障りのいい言葉だけではなく、「行動を」ということですね。
Q そもそも、気候変動って?
A ひとことでいえば、いろいろな理由で、地球の気候が変化すること。
自然の気候変動は、太陽活動の変化に応じて起きるわけですが、それとは別に、
産業革命後に、人間が化石燃料を使い続けたために、二酸化炭素が増加し、
温暖化が起きていると考えられるようになりました。
Q 温暖化が進むと?
A さらに強い台風が増えたり、豪雨災害が増えたり、海水面上昇したり、
河川が氾濫したり、といった可能性が懸念されています。
A 世界気象機関(WMO)の最新の報告によると、
世界の平均気温は1850年以降、摂氏1・1度上昇。
2014年から2019年までの5年間の世界の平均気温が、
観測史上最も暑くなったとのこと。
Q どうしたらいいのでしょう?
A 温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が、
2015年にパリで開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議
「COP21」で決まった。
2020年からの温暖化対策の国際的な枠組み。
産業革命前に比べて地球の平均気温の上昇を2度未満、
できれば1・5度に抑えることが目標。
途上国を含むすべての締約国に温室効果ガス削減目標の策定と国内対策を義務づける。
A グレタさんがああ言ったということは、真剣みが足りないということ?
Q そうですね、若者から見たら、大人は無責任ということだと思います。
―――――― 責任、無責任の感覚は人それぞれにしても
グレタ・トゥンベリさんがまず、行動を起こしたことが素晴らしい。
大人たちも、話し合いばかりを重ねるだけでなく、行動を起こしていきたいものです。
毎日新聞 青野さんありがとうございました。