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ON AIR BLOG / 2018.12.12 update

毎日新聞 編集編成担当補佐 前田浩智さんに解説していただきました。

Q:今日のお話はディズニーランド。これからクリスマスに向けてすごく賑わいそうですが、来年以降、ディズニーが色々とチャレンジするそうですね。
A:ディズニーランドとディズニーシーという2つのパークがあるのは皆さんご承知と思いますが、運営しているのはオリエンタルランドという会社です。ディズニーランドは今年、開業35周年を迎えました。入園者は2013年度からずっと3000万人を超えて好調です。それでも、今また大きな工事が始まっているのです。

Q:また新しいアトラクションが登場するんですね。
A:昨年、実写版が公開され、124億円の興業収入を稼いだ映画が新アトラクションのテーマです。何だかお分かりになりますか。

Q:それは「美女と野獣」でしょう。
A:当たりです。ディズニーランドの中の約4万7000平方メートルの土地に750億円かけて新しいエリアを建設中ですが、その最大の見所が美女と野獣のアトラクションです。主人公のベルが住む村を忠実に再現し、野獣の城の一部も、塔の部分が33メートルにもなるそうですが、既にパークの中からも見えているそうです。  オリンピックの少し前の2020年春にオープンする予定です。

Q:「アナ雪」は登場しないのでしょうか。
A:「アナと雪の女王」は、日本では2014年に公開されて、255億円という美女と野獣の倍の興行収入を稼ぎました。ちょっとしたブームでした。実は、このアトラクションも2022年度中にお目見えすることになっています。

Q:美女と野獣の2年後にアナ雪ですか。
A:アナ雪はディズニーシーの中に作るそうです。アナ雪のアレンデール王国の世界観が体感できる施設に加えて、塔の上のラプンツェルやピーター・パンをテーマにしたアトラクションを新設するそうです。建設費は2500億。17年前に開業したディズニーシー全体の建設費が3400億円ですから、こちらはそれに次ぐ大規模投資ということになります。

Q:まだ、あるそうですね。
A;トイ・ストーリーをテーマとする新しいホテルも開業するそうです。地上11階で客室数およそ600。アンディの部屋を思わせる家具やインテリアが並ぶそうです。こちらは2021年度の開業を目指しています。

Q:そうなると、もっと混雑してしまうのが心配です。
A:エリアの拡張と新しいアトラクションを導入することでより多くの来園者を呼び込むのがもちろん大きな目的ですが、オリエンタルランドの方によると、パークの面積を大きくすることで混雑感の緩和も狙っているのだそうです。これまでは「日常」と区別するためにIT(情報技術)の活用とはあえて距離を置いてきましたが、今年から公式アプリが導入され、スマホからお土産を購入したりもできるようになりました。2020年からは、年間パスポートを持っている方は、顔認証システムで入場できるようになるそうです。 「夢の国」もどんどん変わり、新たな驚きを見せてくれそうです。

この前ファストパスもらっても何時間待ち!なんてニュースがありました。夢の国の混雑が少しでも緩和されることを願いたい!

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