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Q:中国経済が停滞する影響は大きそうですね。
A:2003年のSARSに比べてはるかに大きくなると予想されています。IMFによると、当時の中国のGDPが世界経済全体に占める比率は4%でしたが、19年には16%になりました。中国の工場が止まって部品が供給されなくなったり、中国向けの輸出が減ったりすることの打撃はSARS当時の4倍に達する可能性があるということです。
Q:去年10月から12月のGDPが年マイナス6%ものマイナス成長でしたよね。日本経済は大丈夫ですか?
A:新型肺炎の拡大をいつ抑えられるかがカギになります。4月ごろまでに収束できれば、その後の東京五輪パラリンピックの客足も鈍らず、2020年全体ではプラス成長を維持できそうです。一方で拡大阻止に失敗し、夏あるいは冬まで影響が続くようですと、消費増税の落ち込みを五輪景気でカバーするというシナリオが崩れ、20年通じてのマイナス成長の可能性が高まります。
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