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Q:学校で飲まない、食べない分をうまく家庭や外食用に振り向けられるとロスを減らせるのでしょうが。
A:実は、そのような取り組みをしている生産者も多いんです。ということで、先週の水曜日、私も小松菜狩りを本場・江戸川区で楽しんできました。
Q:イチゴ狩りやブドウ狩りはよく聞きますが、小松菜ですか。
A:江戸川区の農業、小原(こはら)英行さんの畑にお邪魔しました。25アールの畑の八つのビニールハウスで毎月2〜3トンを作り、ほとんどを区内や都内の学校給食向けに出荷しています。もともと大学や地域の仲間と農業経営の勉強会をしていて、付加価値を高めるアイデアを温めていたそうですが、一斉休校に直面して、そのうちの一つを始めてみたということなんですね。
Q:小松菜はどのように狩るのですか?
A:畑にうかがうとまず、小原さん特製の味噌汁の試食です。鍋で小松菜をいためてから作るのでこくと甘みが増します。量もたくさん食べられます。ハウスでは、高さ30?以上に育った小松菜が青々と茂っています。引き抜いて、根っこの土を包丁の刃の後ろの部分、峰打ちの峰で落とします。それから刃元で根っこを切り落とします。コツは、ばらばらにならないよう、できるだけ青い部分を切らないことです。切り口に土をつけないよう、あらゆるシーンで丁寧に優しく触ることに注意して、ビニール袋に入れておけば、冷蔵庫で2週間は味が落ちないそうです。
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