* 放 送 後 記 *

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2024年2月13日(火)PM 10:00 まで





報告

アイナ先生こんばんは!
先日は受験生逆電をさせていただいてありがとうございました!
結果は、合格できました!
入学式までまだ日があります。
課題をこなしながら、勉強を続けていきます。
そして、周りの人への感謝を忘れないでいたいです。
私がこうして当たり前に勉強できる環境があること、
受験期だけに限らず日頃から助けてくれる人がいること。
そんな環境、人々に支えられて、私は生かされています。
新たな道へゆくことが決まりましたが、
これからも感謝を忘れないで生きたいです。そして、努力を続けます。
アイナ先生とお話しできて本当によかったです。
ありがとうございました。これからも頑張ります!!

さく!
愛知県 14歳 女の子


アイナ「すごい! さくちゃん、合格おめでとう!! すごい報告も嬉しいです。新たな道への始まりに祝福と、新しい門出ですごい不安もあるだろうに、周りの人への感謝の心を表すのは、すごくすごくすごい!!! ありがとう。これからも頑張ってください!

アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです。さてさて今夜は、この授業を行うよ♪ 」

アイナ「アイナ掲示板逆電――! 」

アイナ「アイナ掲示板に書き込んでくれた生徒ちゃんと、今日は話していこうと思います……この生徒ちゃんに逆転しようかな! 」

SCHOOL OF LOCK!




音楽を仕事にしたいと言う気持ちが一番強いのですが、そんな簡単なことではないのはわかっています。
まだ実績も何もない中で、先生も親も納得してくれないのは当たり前だと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。
また現在、なかなか学校に行けていないのですが、無理にでも高校は卒業するべきですか?

aokun
三重県 17歳 男の子


アイナ「お〜重いけども、しっかり人間として向き合ってるよなaokun……もしもし? 」

aokun「もしもし! 」

アイナ「お、アイナ・ジ・エンドです! 」

aokun「三重県 17歳 ラジオネーム:aokunです! 」

アイナ「aokunありがとう、書き込み! 」

aokun「はい! 」

アイナ「めちゃめちゃいい声してますね。」

aokun「なんかよく、寝起きって言われちゃうんですけど。」

アイナ「いや〜いいね、渋い。17歳に見えない! 17歳だと高2? 」

aokun「そうです。」

アイナ「aokunあれだね。音楽を仕事にしたいんだ? 」

aokun「はい。」

アイナ「いいやん〜親か先生が納得してくれないかもしれないという、不安があったりするのかな? 」

aokun「そうです、はい。」

アイナ「うんうんうん。将来どんなことをしたいの? 」

aokun「この後高校卒業して、進むなら専門学校とか。その後音楽をしながら生活するじゃないですか。その時にバイトしながらだとか色々あると思うんですけど、生活をするのが特に、不安ですね。」

アイナ「生活をすることが不安なんだ。」

aokun「音楽だけで成り立たないかもしれないじゃないですか。」

アイナ「ちゃんと考えてるやんね、それ。」

aokun「はい。」

アイナ「で、考えてる中で、今やってることとかあったりするの? 」

aokun「とりあえず、いろんな賞とかあったら応募していきたいなと思ってるんですけど…」

アイナ「お! 応募するということは、曲を作っていたりするんですか? 」

aokun「はい。」

アイナ「曲作ってるってことは、楽器が弾けるんかな? 」

aokun「小っちゃい時からピアノをやってたんですけど、そっからいろいろ聴き始めて、やってみたいなってなって。」

アイナ「凄いね! 作詞と作曲どっちもやってるのかな? 」

aokun「はい。」

アイナ「aokunすごいよあなた! 喋れないって言ってたけど、そうやってあんまうまく話せない分、いっぱい曲書いてるんじゃない? 実は。」

aokun「色々貯めてます。」

アイナ「何曲ぐらいあるの? 」

aokun「全部形にはなってないですけど、メモだけだと600ぐらいあります。」

アイナ「すごい! 実は600曲の中の、aokunの作詞した歌詞を授業が始まる前にね、職員さんにね、読ませてもらったんよ。感動しました、私。本当に高2かなって思った(笑)」

aokun「(笑)」

アイナ「こんなに心の内を赤裸々に言葉に落としていく高2はいないと思ったね。めちゃめちゃ分厚い温度を感じました。あなたはすごいですよ、本当。どういう日々を送っているの? 今は。朝起きて、学校に行くか迷うの? まず。」

aokun「卒業に必要な単位があって、落としちゃいけない授業がある日は、もう寝てなくてもとりあえず行く、みたいな。」

アイナ「偉!! そっか。学校に行けば、なんとなく喋れるお友達とかはいるの? 」

aokun「結構います、はい! 」

アイナ「いるんだ! aokunが作った曲は。聴かせたことある? 」

aokun「いや、まだないです。」

アイナ「お、それはなんでだろう? 」

aokun「まだなんか、人に聴かせられないというか。結構慎重になっちゃうんです。」

アイナ「その慎重さが、自分の足かせになってるなって感じたことはある? 」

aokun「逆に、変に気を使って疲れちゃうところがあるので。」

アイナ「あー」

aokun「自分のためなのに何してるんだろう? ってなっちゃいます。」

アイナ「そういう時はさ、どうやって過ごすの? 夜は。」

aokun「イヤホンを両耳にして、大音量で音楽を聴きながら、大音量でライブ映像見たり、アイマスクして音楽聴いてみたりしてます。」

アイナ「最高やね!! そういう自分の世界がないまま、どうしようどうしようって宙に浮いているような、そんな夜をね、過ごしている生徒もきっといるんだよ。今聞いてる生徒ちゃんの中にもね、『私もそれ、大音量でやってみようかな? 』って思う子がいると思うよ。」

アイナ「aokun、今生きてるだけでね、人を救ったりしてるんだよ? 今喋ってても全然喋れてるし、結構すごい人やなって思ってるよ? だって、600曲も作ったんでしょ?? 」

aokun「はい。」

SCHOOL OF LOCK!


アイナ「やばいね、これからが割と楽しみやなとは思うけど…その不安があるっていうのは、多分考えすぎっていうのもある。」

aokun「はい、うん。」

アイナ「だから、根拠のない自信が足りないだけ じゃない? 」

aokun「そうですね。」

アイナ「自信持っていいよとかじゃなくて、根拠のない自信が、根拠のない自信があればいいんじゃない? あ、あとねaokun、ちょっと気になったのが、 『まだ実績も何もない中で、先生も親も納得してくれないのは当たり前だと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。』って書いてくれてるじゃない? 」

aokun「はい。」

アイナ「これは、親に言えてないの? 音楽やりたいって。」

aokun「あ、そういうのは言ってるんです。」

アイナ「あ、そうなんや! そしたらママはなんて言ってたん? 」

aokun「『専門行きたいならお金出してあげるよ』って。」

アイナ「え、優しいやん! 」

aokun「はい。」

アイナ「パパは? 」

aokun「パパは…あの、ちょっと言いにくい。」

アイナ「言いにくいね。ママは、高校卒業しても卒業しなくても、音楽やっていいよって言ってくれるの? 」

aokun「高校は卒業した方がいいと言ってますね。」

アイナ「お〜aokun、それは今の課題やな。」

aokun「はい(笑)」

アイナ「でもさ、寝不足でも、単位がやばかったら学校行くんでしょ? まあ、もうこれはいけるやろ! 」

aokun「はい。」

アイナ「実はアイナ先生は、高校2年生、授業半分行ってないんですよ。行っても早退するか遅刻するかみたいな。私もaokunと全く一緒で、うまく喋れないし、友達と心の内から会話をしたことがなくてさ。寂しいじゃん? なんかそれって。」

aokun「はい。」

アイナ「あと、私たち友達だよね! みたいな仲間意識みたいなのが怖くて、行けなくなったんだよね、そう。だけど高校を卒業して、一応大学を受からないと音楽をやっちゃダメってママに言われたから、全くaokunと一緒だよね。私も、ギリギリで卒業して、ギリギリで大学1個受かっといて、で、ノルマを達成して音楽を始めたのね。」

アイナ「だから、なんか今のaokunの気持ちが、少しわかる気がする。不安もあるし、親に反対されるかもしれない。むしろ私は反対されてたんだけど、パパに。そういう不安の中で、実績もない中で、夢を叶えていくことが自分にはできるんだろうかって、そういう不安がある気持ちもとても分かる。」

アイナ「学校に行けないのは、それでいいと思うんだよね、無理しなくて。 ギリギリ単位を取る、これをアイナ先生と一緒にやってみる? それでもししんどかったら、行かんくていいし。

アイナ「アイナ先生はな、そこに対して責任は取られへんよ? 高校行かへんかったら、アイナ先生のせいやって言ってもらってもいいけどな(笑)でも、責任は取られへん。だけど、行かんくていいと思う! アイナも行ってないし!! 」

SCHOOL OF LOCK!


アイナ「高校卒業して、音楽一緒に頑張ってみる。で、いつか一緒に対バンするのはどう?

aokun「やりたいですね。」

アイナ「うそ! やりたい? 」

aokun「やりたいです。」

アイナ「やろうや!! なんか音楽性似てると思ったよ、アイナ。」

aokun「はい。」

アイナ「生徒のみんなにも聴いて欲しいよ、めちゃくちゃaokunの歌詞よかったよ? 」

aokun「ありがとうございます! 」

アイナ「そんなaokunに、耳寄り情報がありますけども、聞きますか? 」

aokun「お願いします! 」

アイナ「閃光ライオットって、知ってる? 」

aokun「はい! 」

アイナ「え、調べたりした? 」

aokun「ちょうど数日前に! 」

アイナ「え、タイムリーだね。あれ、応募できるらしいですよ? 」

aokun「完成してるの、まだ1曲ぐらいなんですよ。」

アイナ「1曲? 」

aokun「はい。」

アイナ「もう1曲頑張って作ってみたら、できるかもしれない。だって歌詞は600曲分あるんだから…そうだね、そこにメロをつけて、どう?? 」

aokun「頑張ります! 」

アイナ「まあまあ、無理しやんと、自分がもうどうしようもないような時に1回ギターを触ってさ、メロディー作ってみようよ! そしたらね、あなたの今持ってる歌詞だったら、名曲が生まれるよ。どんなメロディーでも、素晴らしい歌になると思う、あの歌詞があったら。」

aokun「はい! 」

アイナ「うん、大丈夫だよ。めっちゃ大丈夫! だからさ、曲をあと1曲作って、閃光ライオットに応募してみよう! そこでダメだった人も、どうやらいつか日の光を浴びて、SCHOOL OF LOCK! で喋ったりしてるみたいだよ? 」

アイナ「そうやってやっとったらさ、お父さんにもきっと言いやすいよ。『これやってんだ』って、形があったら伝えやすい。」

aokun「はい。」

アイナ「うん、待ってるよ。また掲示板に書き込んでね! 」

aokun「はい! 」

アイナ「うん、ありがとうね! なんか最後、言いたいことある? 」

aokun「あ、じゃあ1ついいですか? 」

アイナ「おうおう! 」

aokun「1番人生で辛かった時があって…アメリカに行ったんですよ。」

アイナ「うん。」

aokun「全く何にも馴染めなくて。アメリカでも学校があったんですけど、全く行けなくて、辛かったんですけど。ちょうどアイナ先生の曲にめちゃくちゃハマってた時期で、アイナ先生の歌と、近くにあったMacが、なんとか心の支えになってくれたので…」

アイナ「…マジ嬉しいんだけど!!!! 」

aokun「はい。」

アイナ「そっか、嬉しいな。そん時何聴いとったん? 」

aokun「『きえないで』とか…全部です。」

アイナ「『きえないで』! 嬉しいよ。aokunもそうやって、人を落ち着かせるようになるよ、きっと。大丈夫だよ、頑張んなくても。たくさん頑張ってるから。自分が暗がりになったら、曲を書いてみようね。一緒にね。」

aokun「はい。」

アイナ「うん。また会おうね! 」

aokun「はい。」

アイナ「うん、ありがとうね! 」

SCHOOL OF LOCK!



M. きえないで / アイナ・ジ・エンド


アイナ「アイナLOCKS! 、そろそろ終了の時間です。今日はね、aokunと本当に、あんまり人と話さないような会話をしたんじゃないかな? って思いつつも、たまに笑いがあり、本当に楽しかったな。よかったらaokunとまた喋りたい! 」

アイナ「話したいこととか相談したいこととか、いつでもなんでもいいから、アイナ掲示板に書き込んでください! 以上、SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした。生徒ちゃん、またね! 」

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