* 放 送 後 記 *

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2023年10月3日(火)PM 10:00 まで




アイナ「生徒ちゃん、こんばんは! 今日もアイナ先生は、大阪の実家にいます。

アイナ「ちなみに、先週と今週の授業の写真は、アイナ先生のお父さんに撮ってもらっております〜(笑)結構ね、面白い写真になってると思いますよ。」

アイナ「ちなみに私は、岩井俊二監督による最新作、映画『キリエのうた』の主演を務めることになったよ! っていう話をね、家族にしたら…そうだな、2022年の春かな? 春より前かな?? にお話したんですよ。」

アイナ「そしたらその時お父さんはね、私を上京させてくれた時に、岩井俊二さんに会えたらいいな〜なんて思ってたらしいですよ。そんなこと、私は知らなかったんですけど。ね、パパ!

パパ「(笑)」

アイナ「パパ! パパや!!! 」

パパ「ハッハッハッ(笑)」

アイナ「パパ言ってたやんな? 岩井俊二さんに会えたらいいなって思ってたんでしょ? 」

パパ「岩井俊二さんの映画に、CHARAさんみたいに出演させていただけたら素晴らしいなって、上京する時に思いました。」

アイナ「うわあ〜ありがとうございます(拍手)」

アイナパパ「すいません。」

アイナ「突然のうちのおとんが失礼しました。嬉しいですね! こうやって思っててくれたみたいで、自分的にも嬉しかったんですけども、1つ、お父さんが言ってくれてた夢みたいなところを一緒に叶えられたのかな〜なんて思いましたね、その時。」

アイナ「っていうか、普通に喋り出してくれておもろい、ありがとう(笑)ありがとうパパ。パパでしたー!!!

パパ「すいませ〜ん!


アイナ「さぁさぁさぁさぁ、大阪の実家から全国38局へ向けて授業中! SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです! 」

アイナ「葉蔵―――――――――!

アイナ「さて今夜は、この授業をやっていこうと思います! 」

アイナ「映画『キリエのうた』〜音楽授業編〜

アイナ「『キリエのうた』のアルバム『DEBUT』が、10月18日にリリースされるんですけど…『DEBUT』は、『キリエのうた』の主人公で路上ミュージシャン役の私が、役名のKyrie名義で発売するアルバムということで。」

アイナ「本当ありがたいです。岩井俊二さんと小林武史さんに出会って、Kyrieという役をいただけて、こうやって歌も作らせていただけて、自分的に夢みたいな、そんなアルバムです。ほんとに『DEBUT』だなと思います。」

アイナ「そのアルバムの中から、今日は何曲か紹介していきたいんですけども、『名前のない街』『燃え尽きる月』そして、主題歌『キリエ・憐れみの讃歌』この3曲がすでに先行配信されております! 」

アイナ「生徒ちゃんはもう聴いてくれたかな? えッ! まだ聴いてないの?! 聴かなきゃいけないよッ! ということで、今日無理やり聴かせちゃおうかな♪(笑)」

アイナ「お話するから、よかったら一緒に楽しんでほしいんやけどさ、『燃え尽きる月』っていう曲について話していきます。」

アイナ「この曲は、作詞作曲させていただきまして、小林武史さんがアレンジャーとして入ってくださっております。」

アイナ「そして、もっともっと言うとですね、冒頭のピアノの音色があるんだけど、これは自分のバンドのベースのなかむらしょーこちゃんが作ってくれました。デモの時のそのまんま。小林さんがすごく気に入ってくれたので、ピアノはしょーこちゃんが弾いたまんまです。ほんとにしょーこちゃんの温度がしっかり感じられるようなピアノの音がとても良くて、岩井俊二さんもね、『あのピアノがいいね』なんてデモの時から言ってたんですよ。」

アイナ「歌詞がね、自分の中でこだわったポイントがたくさんある曲です。」

アイナ「主人公のKyrieは、小学校の時ぐらいからあんまり人とうまく話せなくなっちゃって、ひそひそ声でよく喋るんだよね。だから、あんまり言葉を知らないんですよね。」

アイナ「 “嬉しい”とか“楽しい”とか、“悲しい”“寂しい”ほんとにこういうことしか分からない。」

アイナ「例えば“楽しい”を比喩として表現すると、『ああ、なんて華々しい世界なんだ〜』みたいな、そういう違う言い替えがあるかもしれないんですけど、Kyrie、いや路花はね、その言い方が分からない。」

アイナ「そういうことを考えて、割とこの歌詞はね、分かりやすい言葉で埋め尽くされてます。だからね、『悲しいを待たないで どうせ来るのよ 楽しいを迎えにいこう 月ぐらいなら行くよ』って言ってるんですけど、本当に月ぐらいなら行っちゃえるんじゃないかっていう、この路花のあどけなさっていうか、そういうところを書きましたね。アイナ・ジ・エンドだったら絶対書かないだろうなっていう。」

アイナ「あとね、まあいっぱいあるんですけど、最後に『抜け出せないなんて 一つもないはずだ』っていうワード入れてるんですけど、 この『DEBUT』の曲をバーって並べて、小林さんとどの曲を何曲目にしようか? ってパズルのピースを組み立てるみたいにやっていく中で、小林さんがこの歌詞をすごく気に入ってくれて。『この歌詞がドーンってくるんだから、これはアルバムの最後から2番目がいい』って。」

アイナ「『抜け出せないなんて 一つもないはずだ』って、これでギアを上げて最後の曲に持っていこうっていうアイディアをくくれてね。あ、歌詞でアルバムの曲順変わるんだ! って発見があったり、そういう学びがありました。」

アイナ「思い出の強い曲です。聴いてください、『燃え尽きる月』


M. 燃え尽きる月 / Kyrie (アイナ・ジ・エンド)




アイナ「続いては…『キリエ・憐れみの讃歌』についてお話をしていこうと思います! 『キリエ・憐れみの讃歌』は、キリエの歌の主題歌にもなってる曲です。映画を見てくださったら分かるんですけども、本当この曲でね、Kyrieがどんどんどんどん心を開いていくんですよ。そんな明るみに向かっていく曲です。」

アイナ「なので、今これを聴いてくれてる生徒ちゃんで、しんどいなとか明日学校行くの嫌だなとか思ってる子がいたら、もしよかったら、これを聴きながら通学してみてほしいなって思います。」

アイナ「最初のドラマがね…タタカタカ タカタカ タカタカタカタカタカタ タカタカ♪ みたいな、なんて言ったらいいんやろうな。行進曲みたいな意気揚々としたリズムなんですけど、これが人を前向きに歩かせてくれるようなテンポ感だと思うんですよね。全てここから始まるっていうか、もう歩くしかない、立ち止まってる暇はないっていうのをこのリズムで感じられるんじゃないかなって。」

アイナ「ちなみにこれはね、最初全然違うドラムだったんですけど、なんと岩井俊二さんが、『どうしてもこのリズムがいい』って言ったんですよね。で、小林さんがそこを踏まえてリズムを変えたりして。岩井さんと小林さんの共作です、このリズム感は。2人とも、本当に自分の感性を出し惜しみなく人に伝えて、それをどこまで具現化できるかってことに命をかけてるように見えました。私ももっとやんなきゃいけないなって、日々思いました。」

アイナ「『キリエ・憐れみの讃歌』、聴いてください。」


M. キリエ・憐れみの讃歌 / Kyrie (アイナ・ジ・エンド)




アイナ「大阪の実家から全国38局へ向けて授業していきたいアイナLOCKS! そろそろ終了のお時間です! 」

アイナ「今日はね、なんと冒頭でマイファーザーも登場させていただき、ほんと生徒の皆さん、聞いていただいてありがとうございます! (曲は)配信で聴けるのでね、3曲ともよかったら聴いてください。」

アイナ「以上、SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした!生徒ちゃん、またね〜〜ん♪ 」


★今回の放送後記の写真は、前回に引き続き、普段カメラマンとして活躍しているアイナ先生のお父さんが撮ってくれました。ありがとうございます!

アイナ先生が主人公のKyrie役を演じる映画『キリエのうた』は10月13日公開です! イベントなど参戦した生徒ちゃんの書き込みも待ってます📝

★表現にまつわるお悩みをアイナ先生に直接相談する「表現の時間」、生徒とアイナ先生のオススメの本で本棚をつくる「生徒と私の本棚」、自分の得意なことや誰にも負けない経験を履歴書に表現する「私の履歴書」…各授業に参加したい生徒は [ アイナ掲示板 ] または [ メール ] からエントリーをお待ちしています!

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