* 放 送 後 記 *

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2021年8月9日(月)PM 10:00 まで



アイナ「7月8日(木曜日)今日はこもり教頭との対談の日。これは、AuDee の『SCHOOL OF LOCK! 交換日記』がきっかけで実現しました。」

こもり教頭「『SCHOOL OF LOCK! 交換日記』。講師陣、女子クラスの生徒が質問を回していく、我が校の音声日記です。アイナ先生から、僕にこんな質問が届きました。」

アイナ「ダンスという共通点、ダンスが大好きだから聞いてみたかったこと。」

“ダンスをしていて、生きている心地はしますか?”

アイナ「こもり教頭の答えは…」

“全力で踊ったけど納得できなかった時とかも、その枯渇してる状態でさえも、ダンスってやっぱり生きてるなっていう風に感じる部分もあって…だから生きた心地は、してます!”

アイナ「この答えを聞いた私は、『元気が出ました、ダンス頑張ろうと思いました』と、こもり教頭に伝えたところ…」

“アイナ先生、ダンスについて語りませんか?”

アイナ「そう言っていただいて、本日、アイナ・ジ・エンド」

こもり教頭「こもり教頭」

アイナ「2人の対談が……」

アイナ「実現します!!」
こもり教頭「実現します!!」

SCHOOL OF LOCK!


アイナ「実はもう、何度目ましてですよね。」

こもり教頭「いろんな所で会ってますもんね。」

アイナ「はい、あ、アイナ・ジ・エンドです……」

こもり教頭「教頭のこもりです…」

アイナ「はい」

こもり教頭「やっぱり緊張するな、どうしよう…」

アイナ「(笑)」

こもり教頭「どうですか今?」

アイナ「緊張してますよ。アクリル板を挟んでちょうどいいなって、アクリル板に初めて感謝をしています。」

こもり教頭「分かります、確かに。アクリル板なかったら、もっとダイレクトですもんね…緊張しますね。」

アイナ「じゃあこもり教頭、今日はダンス対談ということで、交互に質問をしていきたいんですけど、いいですか?」

こもり教頭「どっちからいきます?」

アイナ「私から! 」

こもり教頭「了解です」

アイナ「こもり教頭の、ダンスのルーツを聞きたいなって思ってて…」

こもり教頭「そうですね、ダンスを始めたのは小学生の時なんですけど、始めたいなと思ったきっかけは、母親に連れて行かれたEXILEのライブですね。その時に、ステージ上でキラキラ、マイクを持たず声を出さずにやりきってる人たちを見て、『なんだこの踊ってる人たちは!』って思って『こんなキラキラしたステージで踊りたい!』って感じたのが、ダンスを始めようと思ったきっかけでした。そこから僕のルーツは、 EXILE がやってるみたいなヒップホップ、80年代90年代とかの海外の方、例えばボビー・ブラウンとか、そういうオールドスクールのものがベースにはなってますね。」

アイナ「へー、じゃあめっちゃゴリゴリだったんですか?」

こもり教頭「結構ゴリゴリです!しっかりゴリゴリやってます!!」

アイナ「しっかりゴリゴリ(笑)」

こもり教頭「じゃあいいですか?」

アイナ「はい! 」

こもり教頭「これは僕の単純な疑問なんですけど、踊る曲と踊らない曲って、何で決めてるんですか?

アイナ「踊らない曲?」

こもり教頭「歌ってる方って歌だけで正直成立するじゃないですか? でも歌いながら踊る曲と、歌だけでやる曲とあるじゃないですか。そこの線引きって何で決めてるんですか?」

アイナ「あ、でも…歌だけで伝える時も、やっぱり黒目の位置とか口角とか、ちょっとは振り付けしてて、何も振り付けしてない瞬間っていうのが実はあんまりない。ソロでライブする時は振り付けしないこともありますけど、BiSHの曲には大概振り付けあります。」

こもり教頭「へー! 立ってる時でも、ここはこういう風に表情キープしておいてとか?」

アイナ「はい、右肩あげてワンコーラス歌って欲しいとか。やっぱり、ダンスが好き。」


M. あぁ揺れてる / アイナ・ジ・エンド


SCHOOL OF LOCK!


アイナ「結構こういうお仕事の歴も長くなってきたと思うんですけど、“最高を更新していく方法”を教えて欲しいなって思ってて…」

こもり教頭「“最高を更新していく”…最高っていうのは何を持って最高ですか?」

アイナ「自分が『これ以上ないやろ』って思うパフォーマンスができた日があるとするじゃないですか? それをずっと積み重ねていくって多分大変で、たまには『あ、今日はちょっとダメだったかもな』みたいな日もあると思うんです。そんな中で、シンプルにレベルアップしていく方法?」

こもり教頭「うーん…“最高を感じる”っていうところから話すと、僕は結構『最高だったな』って思うことが少なかったりします。デビューしてからずっとツアーをやって来ましたけど、『最高だったな』って思えるのは、1ツアーで1〜2回あるかなぐらい? 『あの時こうしとけばよかったな』とか『あそこちょっと心折れちゃったかな』みたいなことが結構多くて…反省することとか、ライブが終わって家に帰って考えることとかが多いんです。」

こもり教頭「だからどっちかって言うと“最高を超える”というよりは、“最高なものを貯めていく”感覚の方が大きいと言うか…モチベーションとしては、“常に良いものをやりたい”っていうのどっか心の中にあるんで、“超えるためには!”みたいなマインドになったことはないかもしれないですね。」

アイナ「あ、そうなんですか!」

こもり教頭「“超えるためには!”よりは“最高を出すために!”っていうマインドの方がありますね。」

アイナ「結構完璧主義ですか? そうでもない?」

こもり教頭「完璧主義ではないですけど、やっぱり元々ダンスが好きから始まってるんで、それが気付けば仕事になって、そこのジレンマみたいなところは正直あると思いますね。」

こもり教頭「“自分の一番好きなもの”と“GENERATIONSとして表現してるもの”っていうのはどっちも大好きなんですけど、またスイッチが違うというか、大好きだけで表現してないっていうか。やっぱり“エンターテイメント”っていうフィルターが入ってて“GENERATIONS”っていうフィルターが入ってて、その中の“小森隼”としての表現なんで。それがマッチしてたかな? とか、それを見たい人からしてあのパフォーマンスがあってたかな? とか、そういうことを感じちゃうんです。」

こもり教頭「完璧主義ではないですし、実は結構練習嫌いなタイプだったりもするんですけど、でもそういう答え合わせみたいなことはよくやります。それ(求められている“GENERATIONS 小森隼”像)がプレッシャーにもなっちゃいますし、やっぱりステージに立つのが怖くなる時もあります。なんで “最高を更新していくためには”っていうその質問の答えで言うとズレてはいますけど“最高を出すためにいつも頑張ってる”っていう感じですかね。」


M. Love is ? / GENERATIONS from EXILE TRIBE


こもり教頭「『パフォーマーなんて』って言われることも、正直あります。『いいよね、振り間違えても誤魔化せるし。でもボーカルが歌詞間違えたらバレるじゃん』とか言われることはあって。その角度から言われるのは、僕はその通りだなと思ってるんです。」

こもり教頭「僕はステージに立つ時、『これ踏み込んだ時にアキレス腱切れたらもうダンス人生終わりだしな』とか『ここで怪我したら明日からツアー回れないのか』っていうことを考えながら一瞬一瞬、気合を入れてやっていてプライドもしっかりあるんですけど、それよりもはるかに、歌ってる人にリスペクトがものすごくあるんです。」

こもり教頭「自分がステージに立つプレッシャーって、どうやって払ってますか?

アイナ「“1人じゃない”って言い聞かせますね。メンバーがいてくれるんだったら、メンバーが心の拠り所になるし、ソロで歌うときはバックバンドのみんなに頼るし、無理だなと思ったら甘えに行きます。ベースのしょーこちゃんの肩にもたれながら歌ったり。自分はまだそんな1人でプレッシャーを抱えきれないと思う、潰れちゃうと思うんで。もしパフォーマーの人がいたら、私はずっとベタベタしちゃうだろうなって思ってしまいます(笑)」

こもり教頭「すばらしいですね! 僕逆に、メンバーにそれを言えないこともあるんですよ。自分が弱ってる時に『弱ってるよ』ってメンバーに言えなくて。僕は最年少っていうのもあって、結構弱い部分を見せられる方ではあるんですけど、なかなかやっぱりグループにいると、みんなが背負ってるものが大きすぎて、そんな中で自分の弱さだけを背負わせるっていうのがなかなかできなくて。」

アイナ「分かります…」

こもり教頭「だから、なんか強がっちゃうこともすごくあって。本当は『今日のライブ、いいパフォーマンスできるか不安だな』って思ってても、本番前いつも通りを装っちゃったりして。本当は『頑張ってね』って言って欲しいけど…みたいな(笑)」

アイナ「あー、分かるーそれ!」

こもり教頭「ああいうのってもう一生のテーマなんですかね?」

アイナ「そうですよね、確かに。」

こもり教頭「難しいですよね。」

アイナ「ステージに出た瞬間に、ちょっと本当の自分をさらけ出せる瞬間ってありますよね?」

こもり教頭「あります、あります!」

アイナ「それで生きてる心地を感じて、『メンバーに強がっちゃったけど、虚勢はっちゃったけど、ステージ上では本音なんだし頑張ろう!』みたいな。」

こもり教頭「あー、分かります。めっちゃ分かります! 『100%の力で踊れている時と比べると、もしかしたら今って80%ぐらいかもな? でも今の自分もすごい正直だから、全力で頑張っちゃおう! 』みたいなことが、ステージ上でありますもん僕も。」

アイナ「ありますよね! そういう葛藤が美しい時もきっとあると思うんです。」

こもり教頭「うまくいってない時の方が意外といいパフォーマンスだったりすることも(笑)」

アイナ「分かります! 私も声枯れ枯れの時の方が、いい歌うたえてる時があります。」

こもり教頭「不思議ですよね、パフォーマンスするって。ステージマジックっていうか…」


M. 日々 / アイナ・ジ・エンド


SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「僕にとって“表現”とは受け取り手と発信する方の“ギブアンドテイク”だと思っています。自分を表現することだけを一方的に与え続けるって言うのは、わがままになっちゃうなって。でも、僕が表現したことで受け取り手の人が涙したり、心が弱ってたけどちょっと元気になったりとか、寂しいなと思った時に寄り添えるとか、受け取り手の人が何か心の機微を感じてくれるって言うことが、僕の思う“表現”。だから、僕にできることは何だろうな? って考えたら、“表現することは踊ること”です。」

アイナ「おー、納得! 」

こもり教頭「アイナ先生は? 」

アイナ「はい! アイナ先生にとって“表現”とは“衣食住プラス踊り”っていう感じ。やっぱり歌より踊りの方が好きで、今もやっとちょっと緊張ほぐれてきたぐらい、ほんまは喋るのもあんまり好きじゃなくて、昔からしゃべるよりは踊ってた方が息をしている感覚があったんです。だから、もし踊りがなかったら歌も歌えなかったし。ご飯食べるとか寝るとか、それと同じぐらい踊りが好き。ただただ好き。“表現が好き”です。」



★アイナLOCKS! では、生徒のみんなからの書き込みをいつでも募集しています!
現在募集中のテーマは次の3つ!

1.「あいうえお哲学」
お題は『なにぬねの』。
『なにぬねの』で連想する言葉と、自分にとってその言葉は何なのか、みんなの哲学を聞かせてください!

2.「生徒と私の本棚」
みんなのおすすめの本とその理由を教えてね!

3.「表現の時間」
表現にまつわるお悩みを教えてね!
愛情表現、ダンス表現、自己表現などなんでもOKです!

そのほかにも、授業の感想やリクエスト等、 [ アイナ掲示板 ] もしくは [ メール ] から待っています!


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