毎週水曜日は、わが校の“鍵のスクール・ドクター”
UNISON SQUARE GARDEN先生!
半年間の期間限定でお届けしてきたユニゾンLOCKS!、(これでいったん)休講です。
ユニゾンLOCKS!に参加してくれた生徒のみんなありがとう!
そして、UNISON SQUARE GARDEN先生ありがとうございました!
UNISON SQUARE GARDEN先生!
半年間の期間限定でお届けしてきたユニゾンLOCKS!、(これでいったん)休講です。
ユニゾンLOCKS!に参加してくれた生徒のみんなありがとう!
そして、UNISON SQUARE GARDEN先生ありがとうございました!
UNISON SQUARE GARDENの曲作りを解剖!!
ユニゾン LOCKS! 2017.5.3 水曜日
鈴木「みんなが“ありがとう”を伝えたい人と、その理由を募集して、僕たちが、頂いたエピソードを元に、曲を作らせていただく、スクールソング プロジェクト。こちらに届いたメッセージを紹介します。」
■
私が日頃の感謝を伝えたい相手は高校のときの野球部のみんなです!
私は野球部のマネージャーでした。
私の所属していた野球部は遠征が多く、休みもなく、お金も飛んでいき何回も辞めようと思いました。
しかし、自分たちの代になり改めてみんなの練習や試合を見ると元気がでてくるし、辛い時や悲しいときに限って面白いことや楽しい話をしてくれてとても励まされました!
特に最後の夏の大会。私はベンチでスコアを書いてました。
9回まで負けていましたが、最後の最後でサヨナラヒットを打ってさよなら勝ちでした!もう涙が止まりませんでした。
こんな最高なみんながいたからこそ部活を続けられたし、引退してからも集まったりしてほんとにかけがえのない仲間たちです!
みんなにぜひ感謝をつたえたいです!!
ゆづぴん
女性/15/新潟県
女性/15/新潟県
鈴木「この子にしよう!!!決まりました〜!」
田淵「おお〜っ!」
斎藤「早くない?今日の“この子にしょう!”(笑)」
田淵「間違えずに読めて偉い!」
斎藤「そこ?」
田淵「見事な朗読でございました。」
斎藤「やっぱり、スポーツって感動しますね。」
田淵「間近で見てると、よりそうだろうなぁ〜。」
斎藤「特に自分が接して、愛情注いでたチームがさ、9回最後の最後でサヨナラヒットを打つなんてさ…。」
鈴木「くぅ〜泣くよ!」
田淵「泣けるぜ!」
斎藤「改めてになりますが、スクールソング プロジェクト応募は4月30日(日)で締め切らせて頂きました。たっくさんの応募、ありがとうございました!」
鈴木「すごい数ですもんね。」
斎藤「いま、頂いたメッセージを見させていただいて、検討させてもらっている最中です。」
田淵「うん。」
斎藤「そろそろ曲をね…作らないといけない。」
田淵「もうですか!もうちょっと余裕があると思っていた!そうですか…。でも合唱曲やりたいよね!」
斎藤「イメージは湧いてるの?」
田淵「合唱にするんだったらさ、ピアノの”♪ジャーン、ジャカジャン、ジャカジャン”みたいな感じの…(笑)」
鈴木「やっす…!(笑)」
田淵「『Let It Be』みたいな…!」
斎藤「良い曲が出来る気が全然しない…(笑)」
田淵「そこでバンドが入って来るってなると、2番からこう…。」
斎藤「ワンコーラス歌って。」
田淵「B'z の『ALONE』を参考に…(笑)」
鈴木「じゃあ『LOVE PHANTOM』も参考に。」
田淵「ストリングスで?イントロが1分半くらいあるんでしょ?(笑)」
鈴木「さらに合唱も入ってきて、1分半盛り上げて盛り上げてようやくバンドで…。」
田淵「ギリギリでラップも入って来る!“♪LOVE PHANTOM”!」
田淵&鈴木「“♪いらない何も〜”」
斎藤「なんでB'z だけを参考にするの?(笑)」
田淵「ラップもいいね〜!」
鈴木「いいね!」
田淵「感謝を伝えるならやっぱラップだよね?」
斎藤「♪何気ない 放課後!」
田淵「いいですね〜!」
斎藤「♪忘れられない long long ago!」
田淵「さすがだね!すごい!」
斎藤「いいの?これでいいの?」
田淵「ラップの作詞は斎藤さんに任せよう!」
斎藤「サイラップ?(笑)」
田淵&鈴木「(笑)」
斎藤「というわけで曲を作らないといけないという事で、今日もまたドクター業はお休み…。」
田淵「本当にいいの?2回くらいしかやってなくない?」
斎藤「今日は休診です!」
M Silent Libre Mirage / UNISON SQUARE GARDEN
斎藤「現在僕たちはツアーの真っ最中です。『fun time holiday6』。」
鈴木「ちょうど今日もライブを終えたばかり。会場は新潟LOTSでゲストはandropでした!来てくれた生徒のみなさん、ありがとうございました!」
斎藤「次回は来週水曜日!会場は福岡DRUM LOGOS。ゲストは9mm Parabellum Bulletです。始まったばっかですけど、豪華12組と対バンするツアー。すごい良いイベントですよね?ぜひ遊びに来てほしいと思います。そしてさっきもお伝えした通り、僕たちはこちらのプロジェクトが進行中です。」
鈴木「スクールソングプロジェクト supported by カルピスウォーター!」
斎藤「ついに応募を締め切って、この中からメッセージを決定して、僕らが曲を作る段階に入ってしまいました。」
鈴木「来た…。」
斎藤「貴雄が散々“この子にしよう!この子にしよう!”言ってましたけれども…。」
鈴木「はいはい。」
田淵「(笑)」
斎藤「渾身の…リアル“この子にしよう”を、遂にやらなければならない段階に入ってきました。」
田淵「じゃあ、“この子にしよう”未遂の子たちは浮かばれない…。“僕の中でキミにしようと思ってたんだけど…。”って言って(笑)」
斎藤「なんですが…!締め切りからまだ3日しか経っていませんし、決定するまでには、もう少し時間をもらいたいなと思います。
そこで今日は、僕たちが普段、どうやって曲を作っているのかを話してみたいと思います。」
鈴木「切り売りね。身を削っていくスタイル。」
田淵「タネ明かしみたいになっちゃうけど、大丈夫?」
鈴木「どんどん削っていこう!」
斎藤「曲の作り方。UNISON SQUARE GARDENはどういう風に成り立っているのか?」
田淵「何から話したらいい?」
鈴木「何でもいいけど?(笑)」
田淵「インタビューでいいかな?」
鈴木「インタビュー?メンドくさいな、この人(笑)」
斎藤「大元で言うと、
曲を田淵が全部作って。
↓
簡単な、最低限の楽曲を僕らが貰う。
↓
僕と貴雄でそれに対してあーだこーだ言ったり、自分で編曲したりしてスタジオに持ち寄って、”せーの!”で鳴らして、何回もブラッシュアップしていく作り方をしているんですけど。」
田淵「そうですね。」
斎藤「今回は、田淵自身が0から作る話を聴きたいんですよ。」
田淵「そっちか!曲の例は何かありますか?」
斎藤「お題を頂いて作るって意味では、アニメ『血界戦線』のエンディングテーマの『シュガーソングとビターステップ』。この曲について教えてもらえたらと思いますが。」
田淵「そうですか…。オファーを貰う時って色々なパターンがあるんですけど、このシュガーソングに関しては、ものすごい監督の”こういう曲が良い!”っていうイメージがはっきりしていて。」
斎藤「うん。」
田淵「それで話を聞いて“なるほど、そういう作品かあ”と思って。『血界戦線』の原作(マンガ)も読ませてもらった時に…原作の1ページ目に、ガチャガチャしてる街の中で主人公が“平和だ、とても平穏だ”っていう事を言っていて。僕はすごく違和感があったのね。“いや平穏じゃないだろ!ガチャガチャしてるじゃねーか”って思ったのからAメロの“超天変地異みたいな狂騒にも慣れて こんな日常を平和と見間違う”っていう歌詞がメロディーと一緒に出てきたとしか言えないのだけれど…。それがパーンッと出てきて、割と原作の1話を読んだ時に出てきた物が正解だったりしてて、それは何だろう…?自分の嗅覚というものは信じるようにしてて。」
斎藤「例えばさ、その閃きを1曲に仕上げるにあたって、どういう風に肉付けしていくの?」
田淵「あ〜これね、1個メロディーが出来れば、あとは穴を埋めていく作業。例えば“Aメロがこうなったら、Bメロはこっちに行ったほうが気持ちが良いな”っていうのが何年も曲を作ってると分かるようになってきて。だから部分、部分で作ったりしないんだよね。Aメロを作ったらその流れによって1番相応しいBメロっていうのが何となく分かるし。Bメロが出来たら、1番相応しいサビの流れっていうのが何となく分かるし。AメロとBメロが断片的に出来たとしても、“それを繋ぐやり方はこのメロディーラインじゃないと1番気持ち良くならない”っていうのも、何となく分かるようになってきたので。多分、メロディーの流れで自分が1番聴きたい物を優先していくと、1個アイディアが出てきて以降は全然迷わないじゃないかな?」
鈴木「お〜!」
斎藤「まあ、僕と貴雄はそれぞれ別のジャンルで編曲作業をしてるじゃないですか?」
鈴木「ええ。」
斎藤「僕の場合だと、まず“ギターをどう弾くか?”っていう所を考えるんですよ。歌は1回置いておくんですよ。それで、田淵の意図を組むの。“このコードでこのメロディーが鳴ってるんだろうな”とか。あとは逆に“田淵はこう思ってないけど、俺はこっちの方が良いと思うな”っていう物を持っていって、3人で照らし合わせて、合ってる・合ってないを確かめる。」
田淵「うんうん。」
斎藤「それでオケが出来上がって、いざ歌を乗っけますって時に“そのオケに対してどういう歌が歌えるか?”っていうのをようやく考えられる感じですかね、僕は。」
鈴木「それで、僕は極論を言うとセンスだから。“田淵が持ってきた曲に対して、自分がどう思うか?”って事に尽きるんですよ。」
斎藤「うん。」
鈴木「そのセンスが間違ってなければ、自然にやっていれば良い曲になるんですよね。でもそのセンスを磨かないといけないから、ずっと考えてやってきたけど…。それなりに自分の中に自信があるから、自然にやれば良い物が出来るんですよ。でもその中で“自然に出てきた物がつまらなくないか?”とか“新しいか?”、“気持ち良いのが自分だけになっていないか?”って事とか、あとはシュガーの話で言うと、イントロのフレーズはドラムから始まるんですけど。田淵から上がってきた元々のデモは“タラッタラッタッタッ!”っていうフレーズがあったからそこを活かして、ちょっと3連符を入れてみたりして…っていう感じで聴きやすいフレーズにしていったね。」
斎藤「やっぱり長く続けてるとさ、貴雄が言ってて”まさに!”って思ったけど、“新しいかどうか?”を考え続けないと自分たちが飽きてしまうからね。“あの曲とまた同じ事をやってるなぁ”とか、“あの曲の焼き直しだなぁ”とか思いながらやってしまったら、その瞬間にその曲は死ぬから…。なんか、そうやって自分たちがやってきてる物を更新していきながら、でもより良い物をより良く演奏して歌っていくって事を結構、大事にしてるかもなぁ。」
鈴木「カッケェ…!」
田淵「良いメンバー、良いメンバー!」
M シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN
斎藤「さあ、今日は僕たちが普段どうやって曲を作っているのか。そんな話をしてきました。このスクールソング プロジェクトの場合は、まだどの方に作るのかっていうのも決まってないので、どうなるか言えないんですけど…。『シュガーソングとビターステップ』の場合は“こういう絵で、こういうダンスを踊って…”って所まで決めてもらっていたけど、このスクールソングはその映像すら自分でプロデュースしなければいけないって事なんだよね、きっと。」
田淵「僕らが提供する。」
鈴木「絵が見えたほうが良いならさ、俺らの中だけで“この子にしよう”って決まったとして、それを伝える前に、こっそり田淵がその学校に行ったらいいんじゃないの?」
田淵「ああ〜お忍びでね!」
鈴木「お忍びで、転校生で入学したらいいんじゃないの?」
田淵「いやぁ〜結構、捕まるんだよな〜アレ。警備員さんとかに!」
斎藤「(笑)」
鈴木「“キミ、キミ、何やってるの?”」
田淵「行ったはいいけど女子校だったら俺が大変な事になるし…(笑)」
鈴木「しかも“白衣着たヤバい人”だしね。」
田淵「あっ!白衣着てるの!?マジ〜!?これデフォルトなんだ!まぁカルピス色だしね。」
鈴木「さすがです。」
斎藤「そういう所も含めて楽しみながら作れたらいいんじゃないと思ってますよ。」
田淵「いやぁ!燃えますよこれは!」
斎藤「本当に素敵なメッセージがたくさん届いていますので、必ず良い物を返したいと思っています!もう少し待っていてください。今夜は以上です。」
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