2010年11月28日 (日) AM5:45。 まだ薄暗い時間。SCHOOL OF LOCK! の生徒であり、更には今回のToppaモデルでもある高校3年生、群馬県の山崎恵里奈ちゃんと、鳥取県の山下歩くんの2人と待ち合わせをする。 恵里奈ちゃん:「PVを撮るって聞いたときは、本当に驚きました」 歩くん:「演技なんてやり慣れてないから……」 実は今回、初の試み。2010年12月28日(火)から全国発売するロッテToppoのSCHOOL OF LOCK!バージョン、勇気のお菓子『 Toppa 』のプロモーション・ビデオ撮影が決定! 2人には出演してもらうため、5時台という、とんでもなく朝早い時間に集合してもらった (笑) これから2人と向かうのは、東京の郊外。ミシュランガイドで三つ星をもらった高尾山の近くにキャンパスを構える 【法政大学多摩キャンパス】。ToppaのPVの撮影は、法政大学の中にある、図書館で行われる。 法政大学の校舎。奥には校舎をつなぐブリッジ。 東京のど真ん中。27階建てのタワーがそびえ立つ、法政大学市ヶ谷キャンパスと比べると、多摩キャンパスは大学とは思えないほどに広大。山々に囲まれているため、空気も美味しく感じる。校舎が山の稜線に添うように建てられているためか、キャンパス内に急なアップダウンやブリッジ(橋)、トンネルがあり、更にはバスが走っていたりと、一瞬ここが大学であることを忘れてしまいそうになる。そんな大学内の坂道を上り、撮影場所である図書館へと2人は急ぐ。 PVの舞台は図書館。これが、法政大学多摩キャンパスの図書館だ。 AM7:30。 図書館に着くと、撮影スタッフが2人を出迎える。スタッフは総勢20名。すでに、さまざまな撮影機材が準備されていて、カメラの下にはレールが敷かれていた。「本格的……」と驚く2人。実はSCHOOL OF LOCK! の職員も皆、ここまで大がかりで本格的な撮影とは思っておらず、来る職員、来る職員、出演する2人と同じくらいのビックリ・リアクション (笑) さっそく2人は撮影監督と軽い打ち合わせ。映像の設計図ともいえる絵コンテを渡され、実際に演技をシミュレーションする。PVのテーマは、「Toppaの粋な使い方」。Toppaは、自分のために買うもよし、受験生に贈るもよし。 その贈る時に、「こんな渡し方もあるよ」という一つの例。友達以上、恋人未満? の2人が図書館を舞台に織りなす、 激まぶしすぎる青春。そう、このPVの一番のハイライトは、歩くんが決める“ピースサイン”。 どうやればピースが決まるのか? …絵コンテを見ながら、何度も練習。 練習中に、こんなおどけたピースも! これでは台無し (笑) メイク中の恵里奈ちゃん。メイクが終わると、撮影本番だ。 2人は普通の高校生。もちろん演技経験はゼロ。 撮影前、「撮られ慣れてないから恥ずかしい」「演技なんてやったことないから」と不安げな表情を浮かべていたのは 恵里奈ちゃん。そのまま席に着く。 周りには、照明機材。正面から恵里奈ちゃんが照らされる。撮影が始まると……あれ? あれれれ? 雰囲気変わった??? SCHOOL OF LOCK! の生みの親、海賊先生が声を漏らすほどのナイス演技をみせる。 海賊先生は更にこうつぶやく。「これが生まれ持った、女子力か……」 モニターに映る恵里奈ちゃん。さっきまでの不安な表情が嘘のよう。 「LIVEは待ち時間が緊張しますね〜。撮影は、本番が緊張します」そう言っていた歩くんの演技は……これまた堂々たるもの。流石は『 閃光ライオット2010 』のファイナリスト。約1万人以上のオーディエンスの前で演奏しただけのことはある。2人とも、撮影が初めてとは思えない。それくらいの落ち着き。ワンシーンを撮り終えて、さっそく感想を聞いてみた。 恵里奈ちゃん:「何も分からない! 周りに人がいっぱいいるし、自分がちゃんと演技できてるか分からないから、怖い!!」 歩くん:「慣れないっすね〜。面白いですけど」 そうは全く見えなかったけど。末恐ろしい2人だ。 撮影は順調に進み、いったん昼休憩。みんなでお弁当を食べ、食べ終わったらすぐさま撮影再開! ここで、映像にちょっとした変化が。あれほどまばゆく、ぼけて見えていたモニター越しの映像が、くっきりと映り込んでいる。なにやら太陽光が差し込む窓に、映像スタッフがシールを貼り、光量を調節。それによって、かなりメリハリのある映像へ。 恵里奈ちゃんのノート。演技中に書いていたのは、こんな落書き(笑) 午後になると、2人に笑顔が出るようになってきた。 そして、歩くんのあのシーンの撮影へ。このカットでは、恵里奈ちゃんが振り向いたそのタイミングで歩くんがピースサインを決める。このテイクは何度も何度も行われ、様々なピースにトライ。 そのピースがモニターに映し出される度に、職員や撮影スタッフが思わず爆笑(笑) 早く出すピースとゆっくり出すピース、 2パターンのOKテイクが出て、終了。結果、PVでは早いピースの方に決まった。 そして撮影は終盤へ。恵里奈ちゃんが、Toppoを食べる演技へ。これは、いろんな角度から何テイクも撮影された。 普段から小食だという恵里奈ちゃん。(本当に小食過ぎて、心配になるくらい)監督から 「Toppoを30本くらい食べるかも!?」と言われていた恵里奈ちゃんは、お昼をセーブ。このシーンの撮影に臨んだ。 撮影の待ち時間は、本を読んだり、出来上がったばかりのToppaを見たり。 PM4:25。 陽がだいぶ傾いてきた。陽が落ちた瞬間に、撮影はSTOP。その時点で終了になってしまう。無事、恵里奈ちゃんのToppoを食べるシーンを撮り終え、ついにラストシーンの撮影へと移る。これなら陽が落ちる前に、全カットの撮影ができそうだ。最後に撮るシーンは、本棚の間を歩くんが抜けていくカット。 その2テイク目。 監督から「OK!」の声がかかる。そして、「これで全編撮影終了です! ということは……2人ともお疲れ様でした!」 …PM4:30、ついにクランクアップ! 図書館にスタッフの拍手が響き渡る。ほっとした表情になる2人。そのまま、2人の挨拶が行われた。 歩くん:「貴重な体験をさせてもらって、本当に、楽しかったです。ありがとうございました!」 恵里奈ちゃん:「初めて、演技というものをやって、表現する楽しさを知りました。ありがとうございます!」 このような1日を辿ったToppa PVの撮影。PVは短い映像。しかし撮影にかかった時間は約9時間。 大勢のスタッフが関わり、たくさんのカット数。何度もテイクを重ね、できあがったのがこのToppa PV。 是非、このPVを参考にしてもらって、この映像の2人のような物語をそれぞれで!(笑) そして、みんなに幸運がもたらされますように! 目指すは、SCHOOL OF LOCK! の受験生、全員で合格!! 最後に、山崎恵里奈ちゃん、山下歩くん、撮影お疲れ様!! そして本当にありがとう!!! text byダンガリー |